エバーフレッシュの樹形がモッサリしていてかっこ悪い…剪定が必要だと思うんだけど、どのタイミングで剪定していいのか分からない。エバーフレッシュをカッコよくする剪定を教えて。 |
今回はこういったお声に参考になる記事を用意しました。
この記事では『エバーフレッシュの剪定方法』をエバーフレッシュの剪定が必要な理由と正しい剪定方法、また剪定時期や具体的な剪定位置について解説していきます。
記事の内容を理解・実践してもらうと、エバーフレッシュの樹形をカッコよくすることが出来て、オシャレなインテリアとしてさらに魅力的な観葉植物にすることができます。
私は園芸歴10年ほど。これまで100種類以上の植物を育ててきました。
最初にいっておくと、エバーフレッシュは剪定が必要な植物です。しかし、エバーフレッシュの剪定をせず放置してしまうと、樹形が崩れて不格好になるのはもちろん、害虫が湧いたり病気にかかったりするリスクが跳ね上がってしまいます。
エバーフレッシュの剪定方法が分からないと悩んでいる方は最後まで記事を読んでみてください。
Contents
なぜエバーフレッシュは剪定が必要なのか?
エバーフレッシュですが、剪定が必要な植物だと知っていますか?
暖かい地域を原産とするエバーフレッシュは、実は現地では30mを超えるほどに成長します。
もちろん、日本ではここまで大きくなることはないものの、グングン成長してくれる植物です。
適切に剪定をして風通しを良くし、樹形も綺麗に整えてあげる必要があります。
もし、エバーフレッシュの剪定をせず放置してしまうと、樹形が崩れて不格好になるのはもちろん、害虫が湧いたり病気にかかったりするリスクが跳ね上がってしまいます。
剪定は「自分で枝葉を切るのは大変そう……」と敬遠されがちですが、いくつかのポイントさえ押さえれば、初心者でも簡単です。慣れてしまえば10分もかかりません。
この記事を見ながら、ぜひ挑戦してみてください。
初心者でも出来るエバーフレッシュの剪定方法
早速、初心者向けのエバーフレッシュの剪定方法を見ていきましょう。今回はまだ道具も知識もない方に向けて、ゼロからの剪定を解説します。
剪定時期は年中好きな時に
前提として押さえておきたいのが、エバーフレッシュを剪定して良い時期です。
エバーフレッシュの剪定は、通常は1年中いつでも行って大丈夫です。
ほかの植物と異なり、適切な時期を待つ必要はありません。
ただし、ほとんどすべての枝葉を切って丸坊主にするなど極端に切り揃えるときは、エバーフレッシュの生育時期である4~5月に行いましょう。
この時期であれば、多少切り方を間違えたとしてもすぐに回復してくれます。
理想の樹形をイメージする
いよいよエバーフレッシュを剪定…といきたいところですが、先に理想の樹形をイメージしましょう。
たとえば、縦に長く伸ばすのか、背は低めにボリューミーな印象に整えるのか、理想とする形を決めておくと剪定がスムーズに進みます。
一度スマートフォンで写真を撮り、「こうカットしたら…」と想像してみるのもオススメです。
理想の樹形を決めるときのポイント
- 全体の背の高さ
- 全体の幅
- どの部分にボリュームを持たせるのか
以上のポイントを意識しつつ、理想の樹形を決めてください。
枯れた枝は根本から切り落とす
理想の樹形をイメージできたなら、ついにエバーフレッシュを切っていきます。
新聞紙やシートを敷いてその上にエバーフレッシュの鉢を置き、剪定ばさみを手にしましょう。
まずは理想の樹形にかかわらず、枯れた枝葉をすべて取り除いていきます。
というのも、枯れた枝葉をそのままにしてしまうと、その部分に栄養が吸われエバーフレッシュが健康に育たないためです。
後述する新芽だけ切らないようにしつつ、色の変わった枝葉は根元からバッサリと切ってください。
思い切りよく「パチンッ」とカットしてしまうのが、切り損ねないコツです。
枯れた枝以外に不要な枝葉も切る
枯れた枝葉を切った後は、続いて以下の「忌み枝(切った方が良い枝)」を取り除きます。
エバーフレッシュで気を付けたい忌み枝
- ふところ枝:幹に近い内側ばかりで伸びる枝
- 重なり枝:上下に重なるようにして同じ方向に伸びた枝たち
- ひこばえ:地面にほど近い場所から出た枝
これらはそれぞれ枯れやすい、栄養を吸収しすぎるなどのデメリットがあります。
見た目にも健康にも良くないため、ひとつずつチェックして根元から切ってあげてください。
元気な枝は15cmほど長さを残す
忌み枝もカットできたなら、理想の樹形に向けてエバーフレッシュを剪定していきます。
注意点として、健康な枝は根元から切り落とすのではなく、15cmほどの長さを残しながら切りましょう。
それ以上短く切ると、葉が再び生えにくくなってしまいます。
とはいえ、エバーフレッシュはどんどん成長する植物なのでそれほど心配する必要はありません。
散髪してあげるようなイメージで、気持ちよくカットしてあげてください。
まとめ:剪定を繰り返して、自分好みの形に整えよう
というわけで、【解決】エバーフレッシュの剪定方法【正しい剪定位置や剪定時期など剪定のポイントをしっかり押さえよう】を書いてきました。
この記事で解説した『エバーフレッシュの剪定方法』を実践してもらうと、エバーフレッシュを自分好みの樹形にすることが出来るようになりますよ。
もう1度確認しましょう。
【なぜエバーフレッシュは剪定が必要なのか?】
1、樹形が崩れて不格好になる
2、害虫が湧いたり病気にかかるリスクが跳ね上がる
【エバーフレッシュの剪定方法】
1、剪定時期は年中好きな時に可能
2、失敗しないために、理想の樹形をイメージする
3、枯れた枝は根本から切り落とす
4、枯れた枝以外に不要な枝葉も切る
5、元気な枝は15cmほど残す
エバーフレッシュの剪定方法を覚えてエバーフレッシュの樹形をカッコよくする事が出来れば、自然と他の樹木でも活用できるようになります。
「もうちょっと剪定をして樹形をカッコよくしたいな」って思った時は、このエバーフレッシュの剪定方法を実践すれば、ほかの樹木の樹形もカッコよく出来るケースが多いので、ぜひこの方法を覚えて今後の園芸にも活かしていきましょう。