ソフォラリトルベイビーを家で育てているんだけど、何回か育てても気づいたら枯れています…. 枯れないソフォラリトルベイビーの育て方について教えて。 |
今回はこういったお声に参考になる記事を用意しました。
この記事では『ソフォラリトルベイビーの育て方』を置き場所や季節ごとの水やり方法など解説していきます。
記事の内容を理解・実践してもらうと、ソフォラリトルベイビーが来年も立派に成長するようになりますよ。
私は園芸歴10年ほど。
これまで100種類ほど植物を育ててきました。
本日紹介するソフォラの木はニュージーランド原産で、細くて華奢な枝をジグザクと伸ばすのが特徴的です。その何処か少し不思議で可愛い見た目からメルヘンの木という名前でも呼ばれています。
しかし、そんなソフォラの木ですが1年を通して水やりが育てる上で大切なポイントになります。
ソフォラリトルベイビーを何度も枯らしてしまってお困りの方は最後まで記事を読んでみてください。
Contents
ソフォラの日当たり
ソフォラは日当たりの良い場所を好むので、しっかりと日光に当てて育てます。
ただし、ずっと日陰で育てていたものや購入してすぐのものを突然、真夏の強い日差しに当てると植物がビックリして、葉焼けを起こしてしまうので注意が必要です。
葉焼けを起こさないためにも、室内に置いていたものを室外に置くときは、外に出す時間を少しずつ増やして行くなど、徐々に日の光に慣らしてあげましょう。
真夏の時期は、直射日光の当たらない半日陰で育てましょう。逆に日当たりが悪い場合、バラバラと葉が落ちてしまいます。
また室内で育てる場合、日当たりが悪く、日陰になるのであれば、植物専用のLEDライトを使用するようにしましょう。
ソフォラの置き場所
ソフォラの置き場所は、霜が降りない場所であれば屋外でも越冬することができます。5月でも寒の戻りで寒くなり、霜が降りることがまれにあるので、気をつけて下さい。
ソフォラの耐寒温度は0度と観葉植物の中では比較的寒さに強いです。室内など10度以上の場所で管理する場合は、特に寒さ対策は必要ありません。
春の置き場所
春になり気温が20度を超えると生育が良くなってくるので、日当たりの良い場所に置いてあげます。
夏の置き場所
夏は強い日差しを避けるために半日陰か日陰、室内に移動させましょう。
秋の置き場所
秋は日当たりで管理しますが、気温が15度を下回ってくると生育が鈍くなります。
霜が降りる前に室内に取り込みましょう。
また室内で管理する場合は、暖房や冷房などの空調の空気はとても乾燥しています。
ソフォラは乾燥すると落葉してしまうので、空調の風が直接当たらない場所に置きましょう。
ソフォラの水やり
夏の水やり
ソフォラの水やりは、土の表面が乾いてきたら鉢底から滲み出すくらいたっぷりと水を与えます。
ソフォラは日照不足や水不足などで葉をパラパラと落としますが、夏の乾燥しやすい時期は根は多湿にせず、霧吹きで空中湿度を高くして葉に潤いを与えるように葉水をあげます。
ソフォラは葉からも水分を吸収するため、通常の水やりよりも葉水でバランスを取ってあげるのが良いです。
冬の水やり
少しずつ冬が近づき、朝の気温が20度を下回ったくらいの時期から、ソフォラは徐々に水を吸わなくなります。冬になるにつれて、どんどん水やりの回数を減らしていきましょう。
根腐れを防ぐためにも、冬は水を控えましょう。
また、冬は暖房の風で葉が乾燥してしまうので、葉水を欠かさないでください。
関連記事→【重要】観葉植物の水やりの基本【室内で育てる場合の水やりの頻度やコツをマスターしよう!!】
ソフォラの肥料
ソフォラは特に肥料が無くても育ちます。
もし肥料を与えたい場合は、4月頃から9月頃にかけて液体肥料を、月に二回から三回程度に分けて与えると育ちが良くなります。
ちなみに液体肥料は手軽に使いやすい速効性の肥料ですが、水と一緒に流れやすいので肥料が持つのも大体一週間くらいです。月に2~3回を目安に、追肥をすることになります。
関連記事→【検証】観葉植物の肥料の使い方【種類や使い方など状況ごとのおすすめな肥料をご紹介します】
ソフォラの土
ソフォラを育てるときは、赤玉土と腐葉土を6:4で配合した土を用いると良いでしょう。
水はけが悪い場合は、川砂を加えて調整を行います。
市販の観葉植物用の土でも良いのですが、時間が経つにつれて土の重さでギュっと圧縮されて土の塊になってしまう場合があります。
赤玉土が6から7の割合と腐葉土を3から4の割合をベースに、自分で水はけなどの調節をしてみても良いかもしれません。
ソフォラの植え替え
ソフォラの植え替えは、生育期の前の5月か6月に行うのが理想です。2年以上植え替えを行っていないと根詰まりを起こしてしまいます。
また、根詰まりを放置していると、土が粘土質に固まってしまい、水の吸収が悪くなってしまうため、下葉から順番に葉が黄色くなって落葉してします。
ソフォラなどのマメ科の植物を植え替えるときは、ダメージを抑えるため、できるだけ根鉢を崩さないようにして下さい。
そして、ひとまわり大きい植木鉢を用意して、植え替えを行います。
植え替えを行う際も水はけの良い新しい土を使い、植物がのびのびと過ごせる環境を整えてあげましょう。
ソフォラの温度管理
ソフォラは耐暑性があるため、あまり暑さは意識しなくて良いです。気温が20度を超えた春頃から生育がよくなります。
また、耐寒温度も0度と観葉植物の中では比較的耐寒性がありますが、室内で管理する場合は10度以上の場所で管理します。
ソフォラは基本的に暑さにも寒さにも強いですが、暑い場所でも寒い場所でも乾燥している場所は避けましょう。
関連記事→【解決】ソフォラリトルベイビーが枯れる原因【枯れる原因は〇〇な環境が問題だった!?】
まとめ:ソフォラを育てるコツは水やりと置き場所
というわけで、【簡単】ソフォラリトルベイビーの育て方【失敗の原因はほとんどが水やり、コツは乾燥に注意するだけ!!】を書いてきました。
この記事で解説した『ソフォラリトルベイビーの育て方』を実践してもらうと、お部屋のインテリアとして長い間楽しめるようになりますよ。
もう1度確認しましょう。
【ソフォラの日当たり】
1、基本的には日当たりのいい場所で管理する
2、真夏は直射日光を避け、半日陰で管理する
【ソフォラの置き場所】
1、気温が20度を超えたら、日当たりの良い場所で管理する
2、気温が15度を下回るまたは、霜が降りる前に室内に取り込む
【ソフォラの水やり】
1、夏の水やりは土が乾燥したら、たっぷりの水やりと葉水を与える
2、冬の水やりは控えめに、乾燥するので葉水は多めに与える
【ソフォラの肥料】
1、基本的には与えなくても育つ
2、4月~9月頃にかけて液体肥料を、月に2~3回程度与えると育ちが良くなる
【ソフォラの土】
1、基本的には市販の観葉植物用の土
2、4月~9月頃にかけて液体肥料を、月に2~3回程度与えると育ちが良くなる
【ソフォラの植え替え】
1、植え替え時期は生育期前の5月か6月に行う
2、2年以上植え替えを行っていないと根詰まりを引き起こす
【ソフォラの温度管理】
1、耐暑性があり、20度を超えてくると生育が良くなる
2、室内で管理する場合は10度以上の場所で管理する
ソフォラリトルベイビーの育て方は最初は失敗するかもしれません。かくいう私も失敗から学びました。
しかしソフォラの育て方を覚えて、翌年もソフォラを楽しむことができた時は大変嬉しかったことを今でも覚えています。
細い枝と、そのジグザグとした曲がり方だけでも目を惹かれますが、その先端についた小さくて丸い葉がまた一層可愛さを引き立てています。
お部屋に置くだけでメルヘンな物語の世界に入ったかの様な気分になれること間違い無しです。
ソフォラを育てていく上で、水やりや置き場所の管理は他の植物でも活かすことのできる大事な技術なので、がんばって身につけましょう。