【解決】プルメリアのお花が咲かない3つの原因【解決するカギは〇〇をして花芽を増やすだけ!?】

プルメリアを育てていますが、いつまで待ってもお花が咲きそうにありません…プルメリアのお花が咲かない原因や咲かせる方法、開花までの期間を教えて。

今回はこういったお声に参考になる記事を用意しました。
 

この記事では『プルメリアのお花が咲かない原因』ということで、プルメリアを育てる上でお花が咲かない原因やプルメリアのお花を咲かせる管理方法などプルメリアのお花を咲かせるためのエピソードを解説していきます。

記事の内容を理解・実践してもらうと、プルメリアのお花が咲かない原因が分かるようになり、プルメリアのお花をご家庭で楽しむことができるようになります。
 

私は園芸歴10年ほど。
これまで100種類ほど植物を育ててきました。
 

最初にいっておくと、プルメリアのお花が咲かない原因は株が成熟していないことがほとんどです。

一般的なプルメリアの株は1m以上大きく成長した頃に花を咲かせます。小さな株のまま花を付けても弱々しい花を付けるだけなのでできる限り株を大きくしてから花芽をつけるようにしたいものです。

またプルメリアのお花は茎の先端部から花芽を伸ばし開花します。そのため茎の途中から花芽がでるようなことはありません。

よってプルメリアのお花を楽しむためには時間がかかるというのが一番の原因としてあります。

しかし、ある管理方法によってプルメリアのお花を咲かせることが可能になります。

大切なプルメリアのお花を楽しむために、正しい管理方法を覚えておきましょう。

「毎年プルメリアのお花を楽しみたい」「プルメリアのお花が咲かない原因が分からない」とお困りの方は最後まで記事を読んでみてください。

Contents


プルメリアってどんな植物?

プルメリアは、特徴的な五弁の花が特徴で、その美しさと多彩な色合いが魅力です。花の大きさや形、色は多様で、ピンク、白、黄色、オレンジ、赤など、さまざまな色が楽しめます。

これらの花は、その独自の香りと共に、庭園や庭先で美しい景色を作り出します。また、プルメリアは伝統的にハワイや南国のイメージに結びつけられており、リゾート地や庭園で見かけることがよくあります。

生産国と多様性

プルメリアの原産国は中南米、カリブ海諸島、および太平洋諸島です。これらの地域では、プルメリアは熱帯気候に適応した美しい花として、多くの文化や宗教的な儀式でも使用されてきました。

各地域によって花の種類や色、形が異なり、その多様性がプルメリアの魅力の一つと言えます。ハワイやタヒチなどの島々では、プルメリアは神聖な花とされ、花冠や香り袋として利用されることがあります。

特徴的な葉っぱ

プルメリアの葉っぱは見た目が輪状で分厚く、光沢があるのが特徴です。プルメリアの種類によっても葉っぱの見た目が違ったりするので、植える品種によって違いを楽しむこともできます。

ただし、プルメリアの葉っぱや枝から出る白い液体は、毒性を持っているため、素手で触ることの無いように注意が必要です。

豊富な種類

プルメリアですが、実はとても種類が豊富です。約300種類ほどのプルメリアがあると確認されており、インドソケイやプルメリアオブツサなどが代表的なプルメリア品種となります。

その他にも、園芸改良品種など様々販売しており、花色もたくさん楽しむことができる植物となります。

プルメリアのお花が咲かない原因

一般的なプルメリアの株は1m以上大きく成長した頃に花を咲かせます。小さな株のまま花を付けても弱々しい花を付けるだけなのでできる限り株を大きくしてから花芽をつけるようにしたいものです。

プルメリアの花は茎の先端部から花芽を伸ばし開花します。そのため茎の途中から花芽がでるようなことはありません。

ここではプルメリアのお花が咲かない代表的な原因をお伝えします。

肥料の与え過ぎ

早く大きく成長させようと肥料を多量に与えてしまうとプルメリアのお花が咲かなくなるので注意しましょう。

肥料に含まれる成分には、植物の成長を促す効果があるものの、一方では花芽をつけることを抑制する効果もあります。

プルメリアの花芽を確実につけたい場合は、開花直前に肥料を与えることを控えましょう。

関連記事【重要】肥料の基本をマスターせよ【たくさんのお花を咲かせる肥料のポイント教えます】

茎の先端を切り落とした

プルメリアの花芽は必ず茎の先端から発生します。なので開花直前にプルメリアの茎を切り戻したり剪定してしまうと、今年に咲くはずのお花が咲かなくなってしまいます。

枝数を増やしたり樹形を整えるためには切り戻し・剪定は必要な作業と言えますが、プルメリアのお花を見たいのであれば開花前に剪定は行わないようにしましょう。

株自体が成熟していない

基本的にはプルメリアは株が1mを越えないと花芽をつけないケースが多いです。

また、既に開花している株から挿し木で苗を作ると定植1年目で開花することもありますが、小さな苗に負担が大きくかかってしまうので花芽を摘み取っておくことをおすすめします。

まだ成熟していない状態で花芽をつけると樹勢が落ち、最悪の場合枯れる可能性もあるので注意しましょう。

開花や結実は植物にとってエネルギーを消耗するイベントになります。プルメリアのお花を見てみたい気持ちは分かりますがいったん我慢して翌年の開花を待ちましょう。

プルメリアのお花が咲くまでの期間

プルメリアを育てていても、なかなか花が咲かず、やっと咲いた!と思っても翌年以降なかなか花が咲かないので、困る人もいると思います。そこで、ここではプルメリアの花は咲くまで何年かかるのか、解説していきます。

基本的には3~5年くらい

どれだけしっかり育てていても、プルメリアのお花が咲かないのは、そもそもプルメリアのお花が咲くには3~5年ほどかかると言われています。苗から育てるのが一般的となっており、環境さえしっかり整えておけば、早くて3年ほどで開花すると言われています。

プルメリアは種や挿し木の方法でも増やすことができますが、種や挿し木だと最低5年、環境に左右されるため、一概には言えませんが、しっかりと育てることができればその年に開花する可能性もあります。

特に、まだ若い株であれば、成長も未成熟で花を咲かせるのに時間がかかるため、まずはしっかりと株を適切な環境で育て、株の成長をさせてからお花が咲くように期待して育てていきましょう。

鉢植えは毎年咲かない

地植えではなく鉢植えで育てていると、毎年花が咲くことはありません

日本では地植えで育てるのが難しいため、移動させやすい鉢植えが育て方としておすすめですが、冬で徒長した枝や枯れた枝を春に剪定を行うように管理してあげる必要があります。

また、剪定を行うと、プルメリアは開花するまでに2~3年ほどかかるようになるため、毎年開花するのは期待できないのです。

さらに定期的な植え替えも大事で、2年に1回の頻度で行ってあげる必要があります。4月~6月の時期に行うのが良いですが、水はけが悪くなり、根詰まりを起こさないように古い土と入れ替えてあげるなど、日々のお手入れとして管理してあげれば時間はかかりますが、また開花してくれるようになるでしょう。

プルメリアのお花を咲かせる方法

プルメリアのお花を咲かせるためには株が大きく成長することが一番ですが、それ以外にも花芽が付きやすくなる方法がいくつかあります。

ここでは、プルメリアのお花を咲かせるための方法をご紹介していきます。

枝分かれを増やす

植物は枝を切り戻すと、その切り口付近から複数の新しい芽を出す性質があります。すると切断した箇所から枝が数本に分かれていきます。

植物は枝数が増えると樹勢が落ちつくため花芽がつきやすくなる特徴があるため、少しでも早くプルメリアのお花が見たいのであれば、もう少し枝分かれを増やしてみる方法がおすすめです。

プルメリアは剪定すると白い樹液を出すのですが、この樹液には有毒成分が含まれているので注意しましょう。

矮性の品種を育てる

一般的には1m以上にまで株が大きく成長しないとプルメリアはお花を咲かせませんが、最近では鉢植え苗の小苗状態でも開花させることのできる『矮性のプルメリア』が流通しているようです。

それならば一般的なプルメリアのように株を大きくしなくても、コンパクトな鉢植えのまま管理でき早くからプルメリアのお花を楽しむことができるのでおすすめです。

まとめ:プルメリアのお花を咲かせたいなら花芽を増やそう!!

というわけで、【解決】プルメリアのお花が咲かない3つの原因【解決するカギは〇〇をして花芽を増やすだけ!?】を書いてきました。

この記事で解説した『プルメリアのお花が咲かない原因』を理解してもらうと、プルメリアのお花が咲かない原因が分かるようになり、プルメリアのお花をご家庭で楽しむことができるようになります。

もう1度確認しましょう。

【プルメリアってどんな植物?】
1、プルメリアの原産国は中南米、カリブ海諸島、および太平洋諸島
2、葉っぱは見た目が輪状で分厚く、光沢があるのが特徴
3、約300種類ほどのプルメリアがあり、花色もたくさん楽しむことができる植物

【プルメリアのお花が咲かない原因】
1、肥料の与え過ぎによるもの
2、茎の先端を切り落とした
3、株自体が成熟していない

【プルメリアのお花が咲くまでの期間】
1、プルメリアのお花が咲くには3~5年ほどかかる
2、鉢植えで育てていると、毎年お花が咲くことはない
3、剪定を行うと、開花するまでに2~3年ほどかかる

【プルメリアのお花を咲かせる方法】
1、剪定を行い、枝数が増えると樹勢が落ちつくため花芽がつきやすくなる
2、剪定の際、白い樹液には有毒成分が含まれているので注意する
3、鉢植え苗の小苗状態でも開花させることのできる矮性のプルメリアを育てる

以上がプルメリアのお花が咲かない原因とお花を咲かせる方法のポイントになります。

基本的に注意することは肥料の与え過ぎに注意することです。

早く大きく成長させようと肥料を多量に与えてしまうとプルメリアのお花が咲かなくなるので注意しましょう。肥料に含まれる成分には、植物の成長を促す効果があるものの、一方では花芽をつけることを抑制する効果もあります。

プルメリアの花芽を確実につけたい場合は、開花直前に肥料を与えることを控えましょう。

ひとたびプルメリアのお花が咲かない原因と咲かせる方法を覚えてしまえば、毎年プルメリアのお花を咲かせることができますし、他の植物にも活かすことができます。

プルメリアを育てることはガーデニングに携わっていく上で、植物を今以上に輝かせることができる大事な技術なので、がんばって身につけましょう。

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ガジュ

ガジュ

植物のある暮らしを応援するブログ『園芸マニア』を編む40代。あまり手のかからない植物が好き。