自宅でも簡単に収穫できる!!レモンの木を低く育てる剪定の方法

2023年6月6日

フレッシュな酸味のレモンは、料理やお菓子の味のアクセントとして様々なシーンで活躍するので、いつも常備しておきたい果物のひとつです。

そんなレモンが、自宅で上手に育てられたら素敵だと思いませんか?

レモンの栽培のうえで、ポイントのひとつとなる「剪定」をマスターして、レモンを上手に育てましょう!

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レモンの木は剪定が必要なの?

「レモンの木を剪定しなければ、枯れてしまう?」と聞かれれば、答えはNOです。

剪定しなくてもレモンは育ちますが、剪定することでより実の収穫に適した木となります。

リンゴ狩りなどで果樹園に行ったことがある人は、果樹園にある木の姿を思い浮かべてみてください。

山などの野生に自然に生えている木と比べて、樹高が低いですよね。

これは、人間が果実に管理や収穫をしやすいように剪定をして、自分の背丈に合わせて樹高を低く仕立てているからです。

剪定とは、目的に合わせて樹木を「より扱いやすくする」技ということですね。

果樹の剪定の1番の目的は「実がなる木」にすること。剪定を行うことで良いことがたくさんあります。

  • 縦にではなく、横に枝を伸ばすことで、実を管理・収穫しやすくする
  • 多すぎる枝葉に栄養がいきすぎて、実をつけるパワーがなくなるのを防ぐ
  • 枝葉の風通しを良くし、実や葉にしっかり日光が当たるようにする
  • 枝葉が密になりすぎないことで、害虫の繁殖を防ぐ

レモンの木自体はある程度風通しが悪くても丈夫に育ってくれるので、あまり神経質になりすぎず、自分のできる範囲で剪定しましょう。

植え付けから3年目までのレモンの剪定

品種にもよりますが、レモンをはじめとする柑橘系の果樹の多くには枝にトゲがあります。

剪定する際にはトゲで怪我をしないように厚手の軍手剪定ばさみを準備しましょう。

レモンの剪定は大きく分けて2つの段階に分かれます。

  • 植え付けから3年目まで=木をしっかり育てる(樹形をつくる)段階
  • 3年目以降=実をしっかりならせる段階

焦らず、数年かけて樹形を作りましょう。剪定時期は3月〜4月が適期になります。

まずは「植え付けから3年目まで」の剪定の手順をみていきましょう。

鉢植えか、地植えかで目指す樹形をイメージ

鉢植えの場合はお寺の鐘のような全体フォルム、地植えの場合は扇子のような全体フォルムが理想です。

鉢の大きさや、植える場所に合わせて最終的に目指す形をイメージしましょう。

1年目の春、幹を大胆に切り詰める

鉢植えの場合は、鉢の高さと同じ高さで幹をカット、地植えの場合は先端から1/3あたりでカット。

その年は、カットした部分より下に新しい枝が伸びてきます。

③2年目の春、昨年伸びた各枝の先端を切り、余計な枝を落とす

鉢植えの場合も、地植えの場合も、昨年伸びた枝の先端を形をみながら切り詰めましょう。

また、鉢植えの場合は3本、地植えの場合は2本を目安に、それよりも多く枝が出ている場合は、太くしっかりとした枝を選び、それ以外は付け根から切り落としましょう。

ひもや支柱、ワイヤーを用いて理想の形に

枝はどんどん上に伸びるので、枝を下方向や水平方向に伸ばしたい場合は、ひもや支柱で固定したり、枝にワイヤーを巻きつけたりして、理想の形に近づけましょう。

ひもや支柱、ワイヤーを用いて理想の形に

植え付け3年目の春、イメージ通りの形になるように剪定。

予想以上に混み合ってしまった枝は付け根からカットし、樹形を整えます。

この「植え付けから3年目まで」の剪定を完璧にできる人は少ないです。これができなかったからと言って、レモンの木が育たない訳ではありませんので、できる範囲でやってみましょう!

剪定することで、理想の樹形に育てあげられると、レモンを育てるのがもっと楽しくなりますよ。

3年目以降のレモンの剪定

レモンの実を自宅で収穫するうえで重要なのは「2.3年目以降」の剪定です。

毎年、成長ぶりを観察しながら、枝葉を間引いてあげましょう。

剪定時期はこれまでと同じ3月〜4月が適期になります。今年実のなりそうな枝の剪定は避けましょう。

無駄な枝葉をカット

枝葉が混み合っている部分を中心に、下を向いている葉や、日光に当たっていない枝葉をカット。

葉の間の空間を空けるイメージで、全体を見渡しながら、無駄な枝葉をカットしましょう。

今年実のなる可能性の低い枝をカット

無駄な枝葉以外の枝も落としたい場合は、今年実のなる可能性の低い枝をカット。

前の年に実をつけた枝は今年実のなる可能性が低いので間引いてもOKです。

レモンの実1つには葉20〜40枚が必要と言われています。剪定のしすぎには注意しましょう。

剪定だけでなく摘果にもチャレンジ!

レモンは春から秋にかけて花を咲かせますが、冬に収穫できる実の大きさになるのは、春に咲いた花であることが一般的です。

花を咲かせ、実を実らせるにはエネルギーがたくさん必要ですので、夏や秋に花を咲かせてついた不要な実は小さいうちに摘んでしまいましょう。

この「摘果」を行うことで、育てたい実に集中的に栄養を送りこんであげることができます。

地中の中に気根をまた埋め直すことによって、地中の栄養分を吸収することができるというわけです。

レモン収穫のカギは剪定にあり

今回はレモンの木を低く育てる方法についてご紹介しました。

レモンは農薬を使わなくても育てやすい果樹です。

レモン自体の生命力を信じながら、しっかりと剪定などのサポートをしてあげてください。

毎年レモンの実のなる冬を楽しみに、少しずつ育っていく様子を長い目で見守りましょう。