【解決】ソフォラリトルベイビーが枯れる原因【枯れる原因は〇〇な環境が問題だった!?】

室内でソフォラリトルベイビーを育てていますが、葉っぱがぽろぽろ落ちて枯れてしまいそうです…ソフォラリトルベイビーが枯れてしまう原因や枯れない管理方法を教えて。

今回はこういったお声に参考になる記事を用意しました。
 

この記事では『ソフォラリトルベイビーが枯れる原因』ということで、ソフォラリトルベイビーを育てる上で枯れてしまう原因やソフォラリトルベイビーが枯れない管理方法などソフォラリトルベイビーを長く楽しむためのエピソードを解説していきます。

記事の内容を理解・実践してもらうと、ソフォラリトルベイビーが枯れてしまう原因が分かるようになり、大切なソフォラリトルベイビーがすぐに枯れてしまうことなく、ご家庭を明るく彩るのにきっと役立ちます。
 

私は園芸歴10年ほど。
これまで100種類ほど植物を育ててきました。
 

最初にいっておくと、ソフォラリトルベイビーが枯れてしまう原因は9割が室内管理によるものです。

ソフォラリトルベイビーは日当たりと風通しがいい場所を好みます。したがって室内で管理していると、どうしても日照不足になってしまいます。日当たりが悪いと光合成が出来ないので生長が緩慢になります。

また室内でソフォラリトルベイビーを育てていると、水やりがかなり難しくなります。屋外と違い風通しが悪いので、土が乾きにくくなります。土が乾いていない状態で水やりを行うとソフォラリトルベイビーがどんどん元気がなくなり、最悪の場合枯れてしまう恐れがあります。

大切なソフォラリトルベイビーを長く楽しむために、正しい管理方法を覚えておきましょう。

「毎年ソフォラリトルベイビーを枯らしてしまう」「ソフォラリトルベイビーが枯れてしまう原因が分からない」とお困りの方は最後まで記事を読んでみてください。

Contents


ソフォラリトルベイビーってどんな植物?

ソフォラ・リトルベイビーはマメ科クララ属に分類されるニュージーランド原産の植物です。属の和名であるクララは根を舐めるとクラクラと目が眩むぐらい苦く、眩草(くららぐさ)と呼ばれていたことが由来とされています。

ジグザグの細い枝に小さく丸い葉が連なる草姿は大変可愛らしく、近年人気のある観葉植物です。

メルヘンの木

ソフォラはマメ科の植物のひとつで、世界中に約50種類ほど分布しています。ニュージーランドに原生している常緑樹ソフォラ・プロストラータの園芸品種がリトルベイビーです。

ジャックと豆の木ではありませんが、原種は8mくらいの大木になるものもあります。矮小種のリトルベイビーは大きく育っても2mくらいまでしか伸びません。また上手に育てたら黄色いマメ科らしい花をつけることもあります。

ソフォラリトルベイビーには、「メルヘンの木」というおしゃれな乙女の心をくすぐる別名があります。

「メルヘンの木」は商品名で、まだ流通量が少なかった2001年に販売する際、ブルーミングスケープのサイト内で「メルヘンの木」と命名されたのが始まりです。

関連記事【簡単】ソフォラリトルベイビーの育て方【失敗の原因はほとんどが水やり、コツは乾燥に注意するだけ!!】

特徴的な茎と葉っぱ

ソフォラリトルベイビーは、剪定を繰り返したわけでもないのに、茎が不思議な角度にクキクキと折れ曲がって育ちます。それは五角形と六角形が巧みに組み合わされたサッカーボールのパーツのつなぎ目を思い浮かべる枝の曲がり具合です。

そんな茎の折れ曲がった節からは、5mmに満たない小さな葉っぱがきれいに並んだ、長さ1cmほどの葉っぱが伸びています。

ソフォラリトルベイビーの葉っぱは山椒の葉にも似ていますが、マメ科らしい葉っぱになっています。

ソフォラと風水

ソフォラリトルベイビーには、金運を上げる風水効果があるとされています。また、丸い葉を付ける植物は気の流れを調和させる効果があるので、リラックスして落ち着く寝室などに飾ると効果的です。

気の入り口である玄関や窓際に置くとよい運気に恵まれるかもしれません。しかし、ソフォラリトルベイビーは枝が繊細で葉が小さいため、風水的な力が弱いとされています。

ソフォラリトルベイビーが風水効果を十分に発揮するためにも、置く場所を綺麗にして元気に育てることが重要です。可愛らしく育つ姿を眺めていると、忙しい毎日でも心が落ち着いてくることでしょう。

ソフォラリトルベイビーが枯れる原因

ソフォラリトルベイビーは、とても小さな葉っぱが細い枝にたくさんついています。ソフォラリトルベイビーを大事に育てているつもりでもポロポロと葉っぱが落ちてしまうときがあります。そんな兆候が見られた場合は注意が必要です。

ここではソフォラリトルベイビーが枯れてしまう代表的な原因をお伝えします。

日照が足りない

ソフォラリトルベイビーを置いてある場所の日当たりが悪いと、枯れる原因になります。

ソフォラリトルベイビーに限らず、ほとんどの植物は日当たりの悪い場所に置くと枯れやすくなります。次のような特徴がみられる場合は日照不足だと判断してください。

  • 葉っぱの色が薄くなる
  • 株元にある下葉が黄色くなる

最初は元気に葉っぱがついていたのに、だんだんと葉っぱが落ちてきたときは日照不足を疑いましょう。

風通しが悪い

ソフォラリトルベイビーは湿気に弱い植物です。

窓を閉め切った室内といった風通しの悪い場所では、蒸れて根っこが傷んで枯れる原因となってしまいます。次のような特徴がみられる場合は風通しが悪く蒸れていると判断してください。

  • 株元がぐらつく
  • 根元や葉っぱが黄色や茶色になる

また買った鉢植えにはぎっしりと植えられていることが多いので、実際はソフォラリトルベイビーの株に風が通りにくいのです。風通しが悪いとカビが発生しやすくなります。このカビ自体がソフォラリトルベイビーが枯れる原因となります。

根腐れしている

ソフォラリトルベイビーが枯れる原因で一番多いのが水のやりすぎです。

基本的にソフォラリトルベイビーは水がとても大好きな植物になります。しかし、水が大好きだからといって毎日水を与えてもいいかと言うと、必ずしもそうではありません。

しっかりと土が乾きやすい環境で管理できている場合に限り、毎日の水やりが好ましいということです。

土が乾き切らない状態で、次から次へと水やりをされては具合が悪くなっていきます。水をやりすぎてしまうと根腐れを起こし、ソフォラリトルベイビーは枯れてしまいます。次のような特徴がみられる場合は水のやりすぎだと判断してください。

  • 土が乾燥するのが遅い
  • 土から異臭がする
  • 幹が茶色くなる
  • 根が黒く変色している

根腐れになると、ソフォラリトルベイビー全体がしおれて元気がなくなるのが特徴です。

ソフォラリトルベイビーが枯れそうな時のお手入れ

ソフォラリトルベイビーが枯れそうな場合でも、お手入れのやり方によって復活する可能性があります。せっかくのソフォラリトルベイビーを少しでも長く楽しむために枯れそうになっている原因ごとに、お手入れ方法を解説していきます。

日照不足が原因場合

日照不足のときは肥料などを与えても元気にならないことがほとんどです。

対処法としては風通しを良くして、日当たりが良い場所へ置いてあげてください。屋内に置いている場合は屋外に移動しましょう。ただし、日本の夏はソフォラリトルベイビーにとって暑すぎるため、気温が30℃を越すような日は日陰に置いてあげることが必要です。

また室内で育てる場合、日当たりが悪く、日陰になるのであれば、植物専用のLEDライトを使用するようにしましょう。

風通しが悪い場合

ソフォラリトルベイビーは総じて風通しが悪い環境では育てにくいと言えます。

対処法としては、屋外に移動することがソフォラリトルベイビーを育てる上で1番失敗しない管理方法と言えるでしょう。

ソフォラリトルベイビーは蒸れに弱いため、風通しを良くすることで病気の発生を防ぐとともに、土が乾きやすくなり水やりでソフォラリトルベイビーを枯らす心配がなくなります。

また屋外で育てることで、日照不足も解消でき、日当たり、水やり、風通しのすべてがソフォラリトルベイビーにとって条件のいい生育環境になります。

根腐れが原因の場合

ソフォラリトルベイビーが根腐れを起こしていたら、次の2つの対処法を行ってください。

切り戻し

切り戻しとは、枯れてしまったりしおれて元気のない枝を、元気のある部分まで戻って切り離す作業のことです。
枯れている部分が広範囲に及んでいる場合は、一番太い枝だけしか残らない状態になることもありますが、思い切って悪い部分は全部取り除いていきましょう。

植え替え

植え替えとは、現在の鉢植えから別の鉢植えに移す作業のことです。

まずソフォラリトルベイビーを鉢から出し、根っこの部分の土をほぐしていきます。根っこが傷んでいる部分は、手で軽くほぐしただけで土ごとボロボロと落ちていきます。元気のある根っこの部分は土がボロボロと落ちることはありません。土が落ちなくなるまで根っこをほぐしていきます。

次に、新しい園芸用の土と鉢を用意してそこに植えていきます。鉢の大きさは残った根っこより一回り大きなものが適しています。

植え替えが終わったらたっぷり水やりをして、一週間ほどは日陰に置いて様子を見ましょう。日陰に置いて元気を取り戻していくようだったら、徐々に日向に出していきましょう

ソフォラリトルベイビーを長く楽しむために

ソフォラリトルベイビーの生長期は4月〜10月です。夏から秋にかけて気温の時期は生長が鈍りますが、上手に育てれば、新緑の愛くるしい葉を楽しむことができます。

ただし、毎年ソフォラリトルベイビーを楽しむためにはいくつか注意するポイントがあります。

ここでは春以降もソフォラリトルベイビーを楽しむための管理方法をお伝えします。

冬の管理

ソフォラはやや寒さに弱い植物です。最低0℃以上をキープして育ててください。

観葉植物としては寒さに強いですが、0℃以下の温度に当たり続けると葉がぽろぽろと落ちて枯れる原因になります。可愛らしい葉姿を維持するためには、室内で10℃以上の維持が必要です。

冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離れた明るい場所に置きます。ただし、暖房の風が当たると急激な乾燥によって葉が傷みやすいです。

暖房の風が当たらないように気を付けましょう。冬は窓際から離れた明るい場所で、暖房の風が直接当たらない場所で管理することが重要です。

植え替えをする

およそ1~2年おきに植え替えを行いましょう。鉢底から根が出てきたり、水やり後に土の吸水が悪かったりする場合も植え替えが必要です。

植え替え時期は、5~9月です。7月以降に植え替える場合は猛暑日を避けて植え替えをしてください。

鉢底から根っこが出るくらい鉢が小さすぎる場合は、大きめの鉢に植え替えましょう。一般的な鉢植えは育てていくうちに少しずつ根が詰まってくるため、しばらく育ててから植え替えを行います。

ソフォラリトルベイビーの根っこは細く、デリケートなので根っこを傷つけないようそっと土ごと鉢から取り出し、一回り大きな鉢に植え替えます。この時、鉢の縁から下2〜3cm(ウォータースペース)ほどを残して、土を入れましょう。

最後に水を鉢底から出てくるくらいたっぷりと注ぎましょう。

植え替え後は1週間ほど養生させるのが基本です。ソフォラリトルベイビーを日陰、または半日陰の風通しの良い場所に置き、水切れさせないように気を付けましょう。そして1週間後に徐々に日向へと慣らしていきます。

まとめ:風通しのいい環境でソフォラリトルベイビーを楽しもう!!

というわけで、【解決】ソフォラリトルベイビーが枯れる原因【枯れる原因は〇〇な環境が問題だった!?】を書いてきました。

この記事で解説した『ソフォラリトルベイビーが枯れる原因』を理解してもらうと、ソフォラリトルベイビーが枯れてしまう原因が分かるようになり、ご家庭を明るく彩るのにきっと役立ちます。

もう1度確認しましょう。

【ソフォラリトルベイビーってどんな植物?】
1、ソフォラはマメ科の植物のひとつで、ニュージーランドに原生している常緑樹
2、「メルヘンの木」というおしゃれな乙女の心をくすぐる別名がある
3、金運を上げる風水効果があるとされている

ソフォラリトルベイビーが枯れる原因】
1、過剰な水やりによるもの
2、日照不足によるもの
3、風通しが悪い環境によるもの

ソフォラリトルベイビーが枯れそうな時のお手入れ】
1、根腐れが原因のときは、切り戻しと植え替えを行う
2、日照不足が原因のときは、日当たりのいい場所に移動する
3、風通しが悪いときは、屋外で管理する

ソフォラリトルベイビーを長く楽しむために】
1、寒さに弱い植物なので最低0℃以上をキープして育てる
2、鉢底から根が出てきたり、土の吸水が悪かったりする場合は植え替えを行う
3、植え替え後は1週間ほど日陰の風通しの良い場所に置く

以上がソフォラリトルベイビーが枯れる原因とお手入れのポイントになります。

基本的に注意することは置き場所と水やりです。

ソフォラリトルベイビーは日当たりと風通しがいい場所を好みます。したがって室内で管理していると、どうしても日照不足になってしまいます。日当たりが悪いと光合成が出来ないので生長が緩慢になります。

また室内でソフォラリトルベイビーを育てていると、水やりがかなり難しくなります。屋外と違い風通しが悪いので、土が乾きにくくなります。土が乾いていない状態で水やりを行うとソフォラリトルベイビーがどんどん元気がなくなり、最悪の場合枯れてしまう恐れがあります。

しかし屋外でソフォラリトルベイビーを育てることで枯れることなく、元気に成長することができます。

ひとたびソフォラリトルベイビーを枯れる原因と対処法を覚えてしまえば、毎年ソフォラリトルベイビーが元気に生長させることができますし、他の植物にも活かすことができます。

ソフォラリトルベイビーを育てることはガーデニングに携わっていく上で、植物を今以上に輝かせることができる大事な技術なので、がんばって身につけましょう。