【重要】ソフォラリトルベイビーの冬越し【冬に枯れてしまう原因は9割が〇〇によるものだった!?】

室内で育てているソフォラリトルベイビーの葉っぱがポロポロ落ちてきました…冬でも室内で枯れないソフォラリトルベイビーの管理方法について教えて。

今回はこういったお声に参考になる記事を用意しました。
 

この記事では『ソフォラリトルベイビーの冬越し』ということで、ソフォラリトルベイビーの冬越しに必要な管理方法や条件、また元気がなくなってしまったソフォラリトルベイビーを復活させる方法などソフォラリトルベイビーの冬越しにまつわるエピソードなどを解説していきます。

記事の内容を理解・実践してもらうと、ソフォラリトルベイビーの冬越しに必要な知識や管理方法が分かるようになり、ソフォラリトルベイビーを冬でも枯らすことなく、お部屋のインテリアとして楽しむことが出来ます。
 

私は園芸歴10年ほど。
これまで100種類ほど植物を育ててきました。
 

最初にいっておくと、ソフォラリトルベイビーの冬越しを覚える上で一番大切なポイントは水やりです。基本的に冬に植物が枯れてしまう原因のほとんどが過剰な水やりによる根腐れが原因です。冬はソフォラリトルベイビーにとって休眠期にあたるので、水を吸収することがあまり出来ません。

ソフォラリトルベイビーを来年も楽しむために正しい水やりや管理方法を実践し、成長をしっかり管理しましょう。

『ソフォラリトルベイビーを毎年冬に枯らしてしまう方』や『ソフォラリトルベイビーを復活させたいけど分からない』とお困りの方は最後まで記事を読んでみてください。

Contents


ソフォラリトルベイビーってどんな植物?

ソフォラ・リトルベイビーはマメ科クララ属に分類されるニュージーランド原産の植物です。属の和名であるクララは根を舐めるとクラクラと目が眩むぐらい苦く、眩草(くららぐさ)と呼ばれていたことが由来とされています。

ジグザグの細い枝に小さく丸い葉が連なる草姿は大変可愛らしく、近年人気のある観葉植物です。

メルヘンの木

ソフォラはマメ科の植物のひとつで、世界中に約50種類ほど分布しています。ニュージーランドに原生している常緑樹ソフォラ・プロストラータの園芸品種がリトルベイビーです。

ジャックと豆の木ではありませんが、原種は8mくらいの大木になるものもあります。矮小種のリトルベイビーは大きく育っても2mくらいまでしか伸びません。また上手に育てたら黄色いマメ科らしい花をつけることもあります。

ソフォラリトルベイビーには、「メルヘンの木」というおしゃれな乙女の心をくすぐる別名があります。

「メルヘンの木」は商品名で、まだ流通量が少なかった2001年に販売する際、ブルーミングスケープのサイト内で「メルヘンの木」と命名されたのが始まりです。

関連記事【簡単】ソフォラリトルベイビーの育て方【失敗の原因はほとんどが水やり、コツは乾燥に注意するだけ!!】

特徴的な茎と葉っぱ

ソフォラリトルベイビーは、剪定を繰り返したわけでもないのに、茎が不思議な角度にクキクキと折れ曲がって育ちます。それは五角形と六角形が巧みに組み合わされたサッカーボールのパーツのつなぎ目を思い浮かべる枝の曲がり具合です。

そんな茎の折れ曲がった節からは、5mmに満たない小さな葉っぱがきれいに並んだ、長さ1cmほどの葉っぱが伸びています。

ソフォラリトルベイビーの葉っぱは山椒の葉にも似ていますが、マメ科らしい葉っぱになっています。

ソフォラと風水

ソフォラリトルベイビーには、金運を上げる風水効果があるとされています。また、丸い葉を付ける植物は気の流れを調和させる効果があるので、リラックスして落ち着く寝室などに飾ると効果的です。

気の入り口である玄関や窓際に置くとよい運気に恵まれるかもしれません。しかし、ソフォラリトルベイビーは枝が繊細で葉が小さいため、風水的な力が弱いとされています。

ソフォラリトルベイビーが風水効果を十分に発揮するためにも、置く場所を綺麗に元気に育てることが重要です。可愛らしく育つ姿を眺めていると、忙しい毎日でも心が落ち着いてくることでしょう。

ソフォラリトルベイビーが枯れる原因

ニュージーランド原産のソフォラリトルベイビーにとっては、日本の冬は気温も湿度も足りないため厳しい環境になります。

原産地の環境に近づけることができればよいのですが、室内で育てている場合ではなかなか難しいものです。ソフォラリトルベイビーが枯れることのないように日々観察をして、異変が起きていたら対策をとるようにしましょう。

過剰な水やりによる根腐れ

ソフォラリトルベイビーが冬に枯れる原因のほとんどが水やりです。季節を問わず1年中、同じ方法で水やりをしてしまっていると元気がなくなってしまう原因にもなります。

冬場のソフォラリトルベイビーはあまり水を必要としないので、頻繁な水やりは鉢内の湿度を上げてしまい、根が腐ってしまう根腐れを引き起こしてしまいます。根腐れは最悪の場合枯れの原因になってしまいますので注意が必要です。

温度管理ができていない

ニュージーランド原産のソフォラリトルベイビーはやや寒さに弱い植物です。最低0℃以上をキープして育ててください。

観葉植物としては寒さに強いですが、0℃以下の温度に当たり続けると葉がポロポロと落ちて枯れる原因になります。可愛らしい葉姿を維持するためには、室内で10℃以上の維持が必要です。

冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離れた明るい場所に置きます。ただし、暖房の風が当たると急激な乾燥によって葉が傷みやすいです。

暖房の風が当たらないように気を付けましょう。冬は窓際から離れた明るい場所で、暖房の風が直接当たらない場所で管理することが重要です。

日照不足

寒さ対策のために置き場所を変えてあげる工夫は必要ですが、日光を確保することも忘れないようにしましょう。

ソフォラリトルベイビーも観葉植物なので成長のために光合成が必要です。日光が不足してしまっていると葉が下を向く状態が起きてしまいます。お住まいの地域によっては雪が降り続いてしまい、日光が出ないこともあるかもしれません。

室内管理の場合には育成ライトなどを使用して、昼と夜の切り替えをはっきりさせることでソフォラリトルベイビーの体内時計を整えることができます。不安な場合はこのようなアイテムを使って規則正しい就眠運動を取り戻しましょう。

冬のソフォラリトルベイビーの育て方

ソフォラリトルベイビーは冬を除いては、ぐんぐん成長してくれる観葉植物ですが、寒さには弱く冬は休眠する植物ですので冬の管理には少し注意が必要です。

ソフォラリトルベイビーを無事冬越しさせるために、寒い時期の育て方で気を付けるべき点について確認していきましょう。

ソフォラリトルベイビーの置き場所

冬であってもソフォラリトルベイビーは成長のために光合成が必要です。昼間の日が出ている時間帯はなるべく日光があたる場所に移動しましょう。

日陰でも管理できますが、日が当たらない場所においてしまうと光合成をすることができずに貧弱な株となってしまい病気や病害虫にやられてしまう恐れがあります。気温と日照を意識してこまかく場所移動をしてあげましょう。

ソフォラリトルベイビーの水やり

一般的な観葉植物と同じく、ソフォラリトルベイビーを室内で冬越しさせる場合も水やりは控えめにしましょう。

冬の水やりは、必ず土が完全に乾いたのを確認してから行うようにしましょう。土が乾いたのを確認して2,3日後に鉢の底から水が流れ出るほど水やりをしたら、鉢に溜まった水は必ず捨てて過湿を防ぎます。

過剰な水やりは根腐れの原因となりますので、乾かし気味に管理することが特に気を付けるべき育て方のポイントです。水やりのタイミングが難しい場合には、簡単に水やりのタイミングを教えてくれる水やりチェッカーを使用すると便利です。

ただし、室内ではソフォラリトルベイビーの葉が暖房で乾燥しやすいので、目安として週に2回ほど霧吹きなどで葉水を与えると良いでしょう。葉水を与えることでハダニ等の害虫も防ぐことができます。

関連記事【重要】観葉植物の水やりの基本【室内で育てる場合の水やりの頻度やコツをマスターしよう!!】

ソフォラリトルベイビーの肥料

ソフォラリトルベイビーは冬の間は休眠期に入るので、基本的には肥料を与える必要はありません。

必要以上に与えたりすると逆に根の水分が奪われるなどして根が傷み、根腐れを起こしかねません。また、ソフォラリトルベイビーが根腐れの時に肥料をあげると逆効果になります。

ソフォラリトルベイビーの状態を把握し、肥料を正しく与えて根腐れを防ぐようにしましょう。

ソフォラリトルベイビーの上手な育て方のポイントは、活動期と休眠期で水やりや肥料の与え方のメリハリをつけることだと言われています。冬の間は水やりや肥料を控え、ゆっくり株を休ませて次の活動期に備えましょう。

関連記事【検証】観葉植物の肥料の使い方【種類や使い方など状況ごとのおすすめな肥料をご紹介します】

ソフォラリトルベイビーの植え替え

鉢底の穴から根が飛び出してしまっているのであれば根詰まりを起こしてしまっている可能性があります。鉢の中で根が成長し密集してしまっているかもしれません。

そんな時に焦って植え替えをしてしまうとかえってソフォラリトルベイビーにダメージを与えてしまう恐れがあります。

 冬場という過酷な環境にさらされている時に植え替えをしてしまうと回復をすることができず枯れてしまう原因になってしまいますので、植え替えしたい気持ちをグッと堪えて暖かくなるのを待ちましょう。

関連記事【重要】ソフォラリトルベイビーの植え替え【綺麗な樹形を維持したいなら〇〇の時期に植え替えが必須!?】

冬のトラブルと対処法

冬に多いとされるソフォラリトルベイビーのトラブルは、ほとんどの場合が根腐れによるものになります。ソフォラリトルベイビーの根腐れは過剰な水やりが原因です。

では根腐れとはどのようなサインが出て、どのように対処すればいいのかを解説していきます。

根腐れ

根腐れとは、植物の根が腐った状態のことです。根腐れは根の先端部分から徐々に腐っていき、放置すると、幹が株元から腐って枯れていきます。

根腐れでは、以下の症状が見られます。

  • 水をあげても元気にならない
  • 土がなかなか乾かない
  • 葉が落ちやすい
  • 葉が茶色・黄色に変色している
  • 幹や幹の根本が柔らかい

根腐れの対処法は、鉢を入れ替えて土の環境を変えること。

傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。

枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。

根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。

根腐れが起こると、新芽を残すように古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意しましょう。

ハダニ

ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です。

ハダニが発生すると以下の症状が起きます。

  • 葉にクモの巣のような糸がついている
  • 葉の裏に小さな虫がついている
  • 葉に斑点や傷がある

放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。

ハダニの対処法はハダニに効果のある液体を噴霧すること。

ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。

まとめ:水やりに注意してソフォラリトルベイビーを冬越しさせよう

というわけで、【重要】ソフォラリトルベイビーの冬越し【冬に枯れてしまう原因は9割が〇〇によるものだった!?】を書いてきました。

この記事で解説した『ソフォラリトルベイビーの冬越し』を実践してもらうと、ソフォラリトルベイビーを通年通して、室内で楽しむことができるようになりますよ。

もう1度確認しましょう。

【ソフォラリトルベイビーってどんな植物?】
1、ソフォラはマメ科の植物のひとつで、ニュージーランドに原生している常緑樹
2、「メルヘンの木」というおしゃれな乙女の心をくすぐる別名がある
3、金運を上げる風水効果があるとされている

ソフォラリトルベイビーが枯れる原因】
1、過剰な水やりによる根腐れ
2、温度管理ができていない
3、室内管理による日照不足

【冬のソフォラリトルベイビーの育て方】
1、昼間の日が出ている時間帯はなるべく日光があたる場所に置く
2、土が完全に乾いてから2~3日後に水を与える
3、乾燥を防ぐために葉水を行う
4、冬の間は肥料を与えない
5、冬の間は植え替えも行わない

【冬のトラブルと対処法】
1、水のやり過ぎによる根腐れに注意する
2、根腐れの対処法は、鉢を入れ替えて土の環境を変えること
3、
乾燥によるハダニの発生に注意する
4、ハダニの対処法は、ハダニに効果のある液体を噴霧すること

以上がソフォラリトルベイビーの冬越しに関するポイントになります。

ソフォラリトルベイビーを冬越しさせるで注意すべき点は水やりです。

基本的に冬にソフォラリトルベイビーが枯れてしまう原因のほとんどが過剰な水やりによる根腐れが原因です。冬はソフォラリトルベイビーにとって休眠期にあたるので、水を吸収することがあまり出来ません。季節に合わせて水やりの頻度を変えて根腐れを防ぎましょう。

ひとたびソフォラリトルベイビーの冬越しを覚えてしまえば、翌年もソフォラリトルベイビーが立派に成長していく姿を見ることができますし、他の観葉植物にも活かすことができます。

ソフォラリトルベイビーを育てることはガーデニングに携わっていく上で、植物を今以上に輝かせることができる大事な技術なので、がんばって身につけましょう。