サンスベリアって初心者でも簡単に育てることができるって言うけど、室内の日の当たらない場所でも管理できたりするの?サンスベリアの育て方のコツについて教えて。 |
今回はこういったお声に参考になる記事を用意しました。
この記事では『サンスベリアの育て方』ということで、サンスベリアに必要な育て方や管理方法、また人気の理由などサンスベリアにまつわるエピソードなどを解説していきます。
記事の内容を理解・実践してもらうと、サンスベリアに必要な育て方や管理方法が分かるようになり、サンスベリアが枯れることなく、あなたのお家に癒しをもたらしてくれるようになります。
私は園芸歴10年ほど。
これまで100種類ほど植物を育ててきました。
最初にいっておくと、サンスベリアを育てる上で注意すべき点は日当たりです。サンスベリアは寒さが苦手なので、特に北国や冬場は室内管理がおすすめです。
この日当たりさえ注意していただければ、通年サンスベリアを楽しんでいただけます。
サンスベリアを育ててみたい方やサンスベリアの育て方がわからなくてお困りの方は最後まで記事を読んでみてください。
Contents
サンスベリアってどんな植物?
ピンと真上に伸びた葉が印象的なサンスベリアは、スタイリッシュな雰囲気が人気の観葉植物です。
お家はもちろん、オフィスやカフェ・レストランなどで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
『トラノオ』とも呼ばれる
サンスベリアは厚みのある葉が上に向かって伸びる、乾燥に強い観葉植物です。
葉の色は緑色だけのものもありますが、横にシマ模様が入るものもあり、トラのしっぽのように見えることから和名では「トラノオ」とも呼ばれています。
サンスベリアの花言葉
サンスベリアには「永久・不滅」という花言葉があります。
これは、サンスベリアの和名の一つの「千歳蘭」の「千歳」が長い年月を意味していることから生まれた花言葉です。
縁起のよい花言葉から、幸せが末永く続きますように、という願いが込められたプレゼントとして、引越し祝いや開店祝いでよく選ばれます。
高い空気清浄効果が人気
観葉植物の中でもサンスベリアはトップクラスの空気清浄効果だといわれています。
目がチカチカする、喉に痛みがある、倦怠感があるといった症状を引き起こすシックハウス症候群は、家具の接着剤やフローリングから放出される物質が原因といわれています。
サンスベリアは原因物質の一つとされているホスムアルデヒドを吸収してくれるといわれているのです。
特に初夏はシックハウス症候群に注意したい季節ですから、サンスベリアを飾るのも一つの対策になりそうです。
サンスベリアの育て方
サンスベリアは南アフリカやマダガスカル、南アジア、アラビアといった乾燥地帯が原産の多年草の観葉植物です。
常緑性と耐暑性があり、観葉植物を初めて育てるという方にもおすすめです。
観葉植物を元気に育てるためには、原産地に近い環境を整えてあげることが大切、ということを覚えておいてくださいね。
日当たりのいい場所に置く
原産地からも想像ができるように、サンスベリアは日当たりの良い場所を好みます。
太陽の光が届かず、蛍光灯などの光だけがある日陰でも育てることはできますが、株が弱ってしまいます。その場合は、日当たりの良い場所に一日4~5時間移動させて太陽の光を当ててあげると元気に育ちます。
また室内で管理したい場合、日当たりが悪く、日陰になる状態が続くのであれば、植物専用のLEDライトを使用するようにしましょう。
水は土が乾いてからたっぷりと
乾燥地帯が原産ですので、水やりを少し忘れたくらいではサンスベリアには大きな問題はありません。
土が白っぽく乾燥したら、鉢の底から水が流れ出るくらい、たっぷりとお水をあげてください。
乾燥に強い植物だから、水やりも少しでいいだろう、というのは間違いです。土を乾燥させて、水をあげるときはたっぷりと、というメリハリが大切です。
サンスベリアは水のあげすぎで根腐れを起こして枯れてしまいます。
- しっかり乾燥させてから、たっぷりと水をあげる
- 受け皿に溜まった水は捨てる
以上の2点を守って水やりをしてください。 気温によっても水やりの方法は変わってきますので、次の項目で解説します。
温度が10℃以下にならないようにする
サンスベリアは赤道に近い暑い国で育ちます。
そのため、寒さには弱いという特徴があります。10℃以下になると生長を止め、冬眠状態になります。
季節ごとに気をつけるべきポイントを確認しましょう。
- 春〜夏:土が乾いたことを確認してから4~5日ほど間隔を空けて水やり
- 秋:土が乾燥してから7~10日ほど間隔を空けて水やり
- 冬:気温が10℃以下になると生長が止まるので、水やりは行わない
関連記事→【重要】観葉植物の水やりの基本【室内で育てる場合の水やりの頻度やコツをマスターしよう!!】
2年に1度は植え替えを
サンスベリアは生長が早い植物です。
5月中旬から8月の育成期に、1~2回りほど大きな鉢に植え替えをしましょう。
植え替えをしないと、鉢の中が根でいっぱいになり、抜けなくなることもありますので、2年に1度ほどは植え替えが必要といえます。
関連記事→【重要】サンスベリアの植え替え方法【コツは時期と鉢の大きさに注意するだけ!!】
サンスベリアと風水
風水では観葉植物は開運アイテムとされています。
ゴムの木のような丸い葉は人間関係を円滑にしてくれると言われていますが、尖った葉を持つサンスベリアはどんな効果があるのでしょうか?
邪気を追い払う効果
サンスベリアのように先が尖っている葉は、悪い気をはねのけ、浄化する力があるとされています。
また、まっすぐ上に向かって伸びる葉は、運気をアップさせてくれる効果が期待できるともいわれています。
置き場所と効果
サンスベリアを置くとよいとされる場所を3つ選びました。
どんな効果が欲しいか、日当たりを考慮しながら置き場を考えてみましょう。
玄関
玄関は風水では様々な気を家の中に呼び込む場所とされています。
そのため、サンスベリアのように邪気を払ってくれる効果がある観葉植物は玄関に置くと、良い気だけを家の中に呼び込み、幸せをもたらしてくれるといわれています。
家の中から外を見たときに左側に置くと運気がアップするといわれています。
玄関のスペースに対して大きすぎるサンスベリアは、良い気が入ってくるのを邪魔するので、程よい大きさのものを置きましょう。
トイレ
トイレは風水的に「不浄」の場所とされ、家の中でもマイナスの気が集まる場所とされています。
トイレは空気もこもりがちですから、空気清浄効果のあるサンスベリアは効果的ですね。
サンスベリアを置くだけでなく、トイレをいつもきれいにしておくのも大切です。
オフィスや書斎
仕事運をアップさせたいときは、オフィスや書斎にサンスベリアを飾りましょう。
尖った葉は仕事運を良くする効果があるとされています。
また、サンスベリアにはマイナスイオンを発生させる効果もあるので、頭がすっきりし、集中力がアップ、生産性も向上する効果が見込めるでしょう。
まとめ:サンスベリアで日々の生活に癒しを
というわけで、【簡単】サンスベリアの育て方【室内でも安心!!日陰でも元気に育てるコツを覚えよう】を書いてきました。
この記事で解説した『サンスベリアの育て方』を実践してもらうと、サンスベリアを通年通して楽しむことができるようになりますよ。
もう1度確認しましょう。
【サンスベリアってどんな植物?】
1、トラのしっぽのように見えることから「トラノオ」とも呼ばれている
2、サンスベリアには「永久・不滅」という花言葉がある
3、サンスベリアには空気清浄効果がある
【サンスベリアの育て方】
1、1日4~5時間ほど太陽の光を当ててあげると元気に育つ
2、水は土が乾いてからたっぷりと
3、温度が10℃以下にならないようにする
4、2年に1度は植え替えを行う
【サンスベリアと風水】
1、先が尖っている葉は、悪い気をはねのけ、浄化する力がある
2、玄関に置くと、良い気だけを家の中に呼び込み、幸せをもたらしてくれる
3、トイレに置くと、空気清浄効果でマイナスの気を浄化する
4、オフィスに置くと、仕事運がよくなる
以上がサンスベリアの育て方に関するポイントになります。
基本的に注意することは日当たりと冬の管理になります。
冷気が当たる出入口付近や窓のすぐ横は避け、暖かく日当たりのよい場所を選んで置くようにしましょう。
ひとたびサンスベリアの育て方を覚えてしまえば、翌年もサンスベリアが立派に成長していく姿を見ることができますし、他の観葉植物にも活かすことができます。
高い空気清浄効果、悪い気を追い払ってくれる風水的効果など、サンスベリアを育てることで日々の生活にいいことがプラスになること間違いなしです。
植える鉢などでもナチュラルにも、モダンにも、雰囲気がガラッと変えられるので、自分好みのアレンジを見つけて素敵にお部屋に飾ってサンスベリアから癒やし効果を貰っちゃいましょう。