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金のなる木を育てているんだけど、全くお花が咲か気配がありません…. 金のなる木のお花を咲かせる方法やお花が咲かない原因を教えて。 |
今回はこういったお声に参考になる記事を用意しました。
この記事では『金のなる木のお花を咲かせる方法』ということで、金のなる木のお花を咲かせる方法やお花が咲かない原因など解説していきます。
記事の内容を理解・実践してもらうと、金のなる木がしっかりお花を咲かせるようになりますよ。
私は園芸歴10年ほど。
これまで100種類ほど植物を育ててきました。
最初にいっておくと、金のなる木のお花が咲かないのは、育て方にメリハリがないからです。
そもそも植物は子孫を残すために花を咲かせ、種子をつくります。ですが夏も冬も室内空調の効いた部屋で育てていると、金のなる木は「子孫を残さずとも生きていける」と本能で判断するため、お花や種子をつけようとしないのです。
金のなる木は葉っぱに厚みがあって水を蓄えているので乾燥に強く、乾かし気味で栽培しますが、特に梅雨の頃から秋口までは、雨を含めて水やりは不要です。
断水することで金のなる木が生命の危機的状況を感じ取り、冬にお花を咲かせるようになります。
『金のなる木のお花が咲かなくて困っている』『金のなる木のお花が咲かなくなる原因がわからない』とお悩みの方は最後まで記事を読んでみてください。
Contents
金のなる木のお花が咲かない原因
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金のなる木は、紅葉する肉厚の葉を楽しむこともできますが、冬に咲く白やピンクの小さめの花はとてもきれいです。
水やりや肥料は少なめで栽培しやすい植物ですが、その反面なかなかお花が咲かないという悩みがあるのも現実としてあります。
まずは金のなる木のお花が咲かないいくつかの原因を見ていきましょう。
間違った剪定
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金のなる木は株が大きくなったり、樹形が乱れたら剪定できますが、お花が咲かなくなる原因として剪定によって間違って花芽を切り落としてしまった可能性が考えられます。
基本的に金のなる木の開花時期は11月~2月頃ですが、8月頃から枝に花芽を作り始めます。
そのあとに剪定を行うと、花芽を一緒に切り落としてしまい花が咲かなくなるおそれがあるので剪定する時期にはくれぐれも注意しましょう。
日照不足
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また日光が不足している、反対に強い日光に当たり過ぎているといった、日光が原因であることも考えられます。
日光が不足している場合には、もっと明るい場所で管理するよう心がけ、日光に当たり過ぎているようなら、レースカーテン越しの窓際で管理するなど、日差しを調節しましょう。
室内管理の場合には育成ライトなどを使用して、昼と夜の切り替えをはっきりさせることで金のなる木の体内時計を整えることができます。不安な場合はこのようなアイテムを使って規則正しい就眠運動を取り戻しましょう。
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水のやりすぎ
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金のなる木は水のやりすぎによる根腐れもお花が咲かない原因になります。
金のなる木は過湿を極端に嫌うので、土が常に湿っていると根腐れを引き起こします。根っこが腐ってしまうと、異臭がするだけでなく、水や栄養が吸収できなくなるので、次第に枯れていきます。水切れ同様に、葉っぱを維持することができずにぽろぽろと葉が落ちてきます。
金のなる木は葉っぱに厚みがあって水を蓄えているので乾燥に強く、乾かし気味で栽培しますが、特に梅雨の頃から秋口までは、雨を含めて水やりは不要です。
断水することで金のなる木が生命の危機的状況を感じ取り、冬にお花を咲かせるようになります。水がなくて暑い中育つのかと心配になるかもしれませんが、金のなる木は葉に水分を貯めているので屋外に置いていても平気です。
金のなる木にとって過湿は、花芽がつかなくなるということを覚えておきましょう。
関連記事→【解決】金のなる木の葉っぱが落ちる理由【冬の管理を理解して正しい対処法で管理しよう!!】
金のなる木のお花が咲かない時の対処法
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では、金のなる木のお花を咲かせるためには、どのように対処したらよいのでしょうか。原因にそって見ていきましょう。
剪定が間違っている場合
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金のなる木は、株が大きくなったり、樹形が乱れたら、剪定できます。
金のなる木の剪定時期は、4月~10月頃であれば問題はありません。特にオススメな時期は4月~6月頃です。
基本的に金のなる木は暑さには強いですが寒さに弱いです。気温の低い時期に剪定をすると、剪定のダメージに耐えることができず枯れてしまうおそれがありますので、冬場の剪定は厳禁です。
金のなる木の開花時期は11月~2月頃ですが、8月頃から枝に花芽を作り始めます。
そのあとに枝を切ると、花芽を一緒に切り落としてしまい花が咲かなくなるおそれがあるので注意しましょう。
また夏の成長期前である4月~6月頃は体力も早く回復します。
鉢植えの場合は植え替えの適期も同じ時期なので、まとめて済ませてしまうのもオススメです。
関連記事→【必見】金のなる木の剪定方法【お花を咲かせる確実に咲かせるコツは〇〇をしっかり守ること!?】
日照不足が原因の場合
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金のなる木は日光が大好きな多肉植物なので、明るい置き場所で管理するのが基本です。長く日陰でずっと管理していると、日光が不足して葉に元気がなくなっていき、幹もひょろひょろと弱々しくなってしまいます。
春から秋までの生育期には、直射日光や強すぎる日光を避けた、レースカーテン越しやブラインド越しなどの窓際で管理しましょう。
日差しが強すぎると「葉焼け」を起こし、変色した部分は元に戻らず、葉の組織が破壊されると光合成を行なえなくなってしまいます。葉焼けが広範囲に及ぶと株全体の健康に関わってきますので、日差しの加減には注意するようにしましょう。
水のやりすぎが原因の場合
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金のなる木は過湿を極端に嫌います。
金のなる木は葉っぱに厚みがあって水を蓄えているので乾燥に強く、乾かし気味で栽培します。特に梅雨の頃から秋口までは、雨を含めて水やりは不要です。枝の先端に花芽が確認できたら、水やりを開始するようにしましょう。
なお、断水中は葉がしわしわになることがありますが、とくに気にする必要はありません。断水が終わったら、徐々に水やりのペースをあげていくことで、自然とぷっくりとした葉っぱに戻ります。
断水後の水やりは、バケツに水を溜めてその中に鉢を入れて水を吸わせると全体的に水を行き渡らせることができます。
また水やりのタイミングが難しい場合には、簡単に水やりのタイミングを教えてくれる水やりチェッカーを使用すると便利です。
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また水の与え過ぎによる根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。
赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させましょう。
まとめ:断水を覚えれば、毎年お花を楽しめる!!
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というわけで、【解決】金のなる木のお花を咲かせる方法【お花を咲かせるためには夏に〇〇する必要があった!?】を書いてきました。
この記事で解説した『金のなる木のお花を咲かせる方法』を実践してもらうと、金のなる木のお花がしっかり咲くようになりますよ。
もう1度確認しましょう。
【金のなる木のお花が咲かない原因】
1、間違った剪定によって花芽を一緒に切り落としてしまう
2、日照量が足りていない
3、水のやりすぎ
【金のなる木のお花が咲かない時の対処法】
1、花芽を形成する8月よりも前の4月~6月頃に剪定する
2、春から秋は、屋外か室内でも窓辺で、日の当たるところに置く
3、梅雨の頃から秋口までは、雨を含めて断水する
以上が金のなる木のお花を咲かせる方法に関するポイントになります。
金のなる木のお花が咲かないのは、育て方にメリハリがないからです。
そもそも植物は子孫を残すために花を咲かせ、種子をつくります。ですが夏も冬も室内空調の効いた部屋で育てていると、金のなる木は「子孫を残さずとも生きていける」と本能で判断するため、お花や種子をつけようとしないのです。
金のなる木は葉っぱに厚みがあって水を蓄えているので乾燥に強く、乾かし気味で栽培しますが、特に梅雨の頃から秋口までは、雨を含めて水やりは不要です。
ひとたび金のなる木のお花を咲かせる方法を覚えてしまえば、毎年金のなる木のお花を見ることができますし、他の植物にも活かすことができます。
金のなる木を育てていくことはをガーデニングに携わっていく上で、植物を今以上に輝かせることができる大事な技術なので、がんばって身につけましょう。