【人気】アジサイの育て方【鉢植えが長持ちするコツや最適な置き場所など徹底解説!!】

2024年4月30日
アジサイを購入しましたが、お家に置いていたらアジサイの元気がなくなって萎れてしまいました…アジサイの最適な置き場所と元気に育てる管理の方法について教えて。

今回はこういったお声に参考になる記事を用意しました。

この記事では『アジサイの育て方』ということで、アジサイを元気に育てる上で、最適な置き場所や鉢植えが長持ちするコツをお伝えしていきます。

記事の内容を理解・実践してもらうと、アジサイが元気に育つための最適な置き場所やアジサイの鉢植えが長持ちする管理方法が分かるようになり、ご自宅のアジサイが可憐に咲き誇ってくれるのにきっと役立ちます。

私は園芸歴10年ほど。
これまで100種類ほど植物を育ててきました。
 

最初にいっておくと、アジサイを元気に育てるために注意すべき点は水やりと置き場所です。

アジサイが好む環境は風通しが良い場所です。そのためあまりにも植物が密集している場所や室内などは避けるようにしましょう。アジサイは蒸れやすい環境だと花びらが茶色くなったり、病気になる恐れがあります。

また『毎年アジサイを枯らしてしまう』『次の年までアジサイが元気に育たない』という方のほとんどの原因が水不足、水切れになります。アジサイは水が大好きな植物です。ですが鉢植えで売られているものは、土が限られた分しかないので、水を十分に吸収することが出来ないわけです。

したがって土が乾いたらすぐに水が足りなくなることで、アジサイが萎れて元気がなくなってしまうのです。

アジサイが好む環境を意識しながら置く場所を選ぶことがアジサイを育てる上で大切なポイントになります。せっかくのアジサイを長く楽しむために、正しい管理方法を覚えておきましょう。

「アジサイがすぐ元気がなくなってしまう」「アジサイを長く楽しむための育て方が分からない」とお困りの方は最後まで記事を読んでみてください。

Contents


アジサイってどんな植物?

ここ数年、母の日のプレゼントとしても大人気の鉢植えのアジサイ。庭や街で見掛ける地植えのアジサイよりも、ひと足早く咲くように育てられています。

品種が豊富

アジサイは樹高が1~2mほどの低木で、鉢花は4月頃、切り花は4~7月にかけて出回りますが、本来の開花期は6~7月です。本州から四国・九州にかけて分布していた原種である「ガクアジサイ」が西洋に伝わり、品種改良された「セイヨウアジサイ(ハイドランジア)」として再び日本に持ち込まれました。

現在でも品種改良は盛んで、日本のガクアジサイは約10種、東アジアと北米の西洋アジサイには約40種もの種類があります。多彩な花色に加えて、額(がく)咲き、手まり咲きによる咲き方の違いも魅力。また花を楽しめる期間に加えて樹齢そのものも長く、時間が経つほどに見事な枝ぶりとなるため、園芸品種として世界中で高い人気を誇ります。

花ではなく萼(ガク)

アジサイの花は、「両性花」と呼ばれる部分と「装飾花」と言われる部分の2種類から構成されています。

一般的に私たちが、アジサイの花だと認識しているのは「装飾花」で、機能的には萼(ガク)にあたります。その中央にある「両性花」には雄しべと雌しべがあり、いわゆる花の機能を備えていますが、サイズが大変小さくほとんど目立ちません。

アジサイが長持ちするのはこの花びらに見えている部分が、実際には萼(ガク)にあたるので、雨にも強く簡単に散らないというアジサイのイメージに結びついたのではないでしょうか。

土壌によって色が変化

アジサイの代表的な特徴として、土の酸度が要因となって花の色が変化することが挙げられます。土がアルカリ性だと赤色に、酸性だと青色になるというのを聞いたことがある方も多いでしょう。

そもそもアジサイにはアントシアニンという色素があります。実際にはアジサイが土の中に含まれるアルミニウムを吸収すると青色になって、アルミニウムを吸収しないと赤色になるという性質をもつ植物になります。

したがって白色のアジサイにはアントシアニンが含まれていないことになり、色の変化がしにくいので白色のアジサイとして成立しているのです。

この性質を利用し土の酸度やアルミニウムを調整することで、鉢花のアジサイでさまざまな色が生産されています。

アジサイの植え付け

鉢植えのアジサイは花や葉のボリュームに対して、小さめの鉢に植えられていることが多いので、根が詰まっている場合があります。既に鉢いっぱいに根が張りめぐらされ窮屈な状態になっていることがあるので、アジサイを購入したらまず植え替えを行うことをおすすめします。

植え付け

鉢植えのアジサイは、根が張りすぎると根詰まりを起こすため、定期的に大きな鉢に植え替えをする必要があります。アジサイは成長が早いので、植え替えは1年に1回ほどを目安に、花が終わる7月か、または休眠期の11月~2月に行うとよいでしょう。

アジサイを植え替える際は、今まで使用していた鉢より一回り以上大きい鉢を用意しましょう。

まず、新しい鉢の中に鉢底石を敷き、用土を入れます。根鉢を崩さないように注意しながら、アジサイを今までの鉢から新しい鉢に入れ替えます。

次に、隙間がなくなるよう、しっかりと土を入れてください。隙間があると、水やりにより根が崩れてしまい、枯れる原因になります。使用済みの割りばしなどで土を突いて、押しながら土を入れると上手に仕上がります。

植え替え後はたっぷりと水やりを行い、1週間程度は日の当たらない場所で管理し、徐々に日当たりのいい場所に移動するようにしましょう。

関連記事【必見】アジサイの植え替え方法【失敗しない育て方のコツは植え替え時期が重要だった!?】

土づくり

アジサイは基本的に丈夫であまり土を選ばない植物ですが、水はけと水持ちのよい土を好みます。特に鉢植えは水はけと水持ちに注意し、自分で土を作る場合は、赤玉土の小粒7に対して腐葉土3などの比率でブレンドしてください。

またアジサイの花色は、酸性に傾いた土だと青色に、アルカリ性ならピンクに変わります。先ほどもお伝えしたとおりすべての品種がそうなるわけではありませんが、用土や肥料の配合を変えて好みの花色になるようコントロールしてみてもよいでしょう。

アジサイのお手入れ

ここからは、アジサイを定植した後の、日々のお手入れについてご紹介します。植物は手をかけた分だけ応えてくれるので、たくさんの花が咲いた時の喜びもひとしおです。

水やり

アジサイを管理する上で1番大事なのが水やりです。

『毎年アジサイを枯らしてしまう』『次の年までアジサイが元気に育たない』という方のほとんどの原因が水不足、水切れになります。

アジサイは梅雨の時期のイメージが定着するくらい、水が大好きな植物です。ですが鉢植えで売られているものは、土が限られた分しかないので、水を十分に吸収することが出来ないわけです。

というわけで、基本的には土が乾いたら、鉢の底から流れ出るまでたっぷりと水やりを行いましょう。水やりの頻度は他の草花よりも多めに与えていただいても構いません。

ただし、受け皿の水を溜めっぱなしにするのはやめましょう。たとえ水が好きとは言え、ずっと水に浸かっている状態だと根腐れを引き起こし枯れてしまいます。

そして特に夏場は乾きやすくなるので、夏場は1日2回水やりを行うようにしましょう。しかし、昼に水を与えると土の中の水が高温になり根を傷める可能性があるため気温が下がってから水を与えてください。

冬場の水やりは、すべての葉が落ちて枯れ木のような見た目になっていますが、地中の根は生きているので水やりが必要です。夏場ほどの回数は必要ありませんが、土の表面を見て、乾いていたらたっぷりと水やりを行うようにしましょう。

関連記事【重要】水やりの基本をマスターせよ【植物が枯れてしまう原因は9割が水やりだった!!】

肥料

アジサイの肥料は、主に冬の休眠期(12月下旬~2月中旬)と開花後(7月〜9月頃)に施します。

鉢植えでアジサイに肥料を与える場合、冬の休眠期に緩効性肥料を土に混ぜ込みましょう。

開花後の肥料は、新芽を育てるための肥料で、花が終わってから1ヶ月ほど経った際に、即効性のある液体肥料を水やりの時に薄めて与えると良いでしょう。

また与える肥料の種類ですが、一般的な草花用の肥料でも十分構いませんが、赤、青アジサイ専用の肥料も売られています。そもそも肥料には窒素、リン酸、カリウムという3大栄養素があり、アジサイ専用の肥料はそのうちのリン酸分の割合が大きく違います。

これには先ほどお伝えしたアルミニウムが関係しています。

リン酸分を多く含んでいるとアルミニウムを吸収しにくくなる特性を活かし、アントシアニンがアルミニウムと反応して青色になるか、反応しないで赤色になるかということになります。

したがってリン酸分が多いと、アルミニウムを吸収しにくいため赤色に、反対にリン酸分が少ないと、アルミニウムを吸収しやすくなるため青色に発色するということになります。アジサイ専用の肥料というのは、アジサイ本来の色を保つことができる肥料ということになります。

関連記事【重要】肥料の基本をマスターせよ【たくさんのお花を咲かせる肥料のポイント教えます】

置き場所

鉢植えのアジサイは屋外の風が良く通る場所に置くようにしましょう。

日向や半日陰など、ある程度の日に当たらないと元気がなくなってしまうため注意が必要です。鉢植えを地面に直接置くだけでなく、台などを使用して地面から離すことでも風通しを良くすることができます。

寒さには強いと言われているアジサイも寒風や霜にあたると痛んでしまうことがあるためできるだけ当たらないような場所で育てると良いです。鉢植えの場合は季節によって屋外から室内など置き場所を変えることもおすすめです。

ただし購入したばかりの鉢植えのアジサイは、温室などで育てられており、外の強い日光に慣れていないのが正直なところです。いきなり1年目の鉢植えのアジサイをガンガン直射日光に当ててしまうと、葉焼けしたり、萼片も色褪せてしまうので、直射日光には気をつけるようにしましょう。

アジサイを育てる際の注意点

アジサイは天候に左右されることなく、比較的育てやすい植物ですが、育てる上で注意すべきポイントがいくつかあります。アジサイを長く楽しむため、また毎年の花付きを良くするためにも、注意すべきポイントを押さえて管理を徹底しましょう。

病害虫

アジサイを育てる際に対策が必要な病害虫として、アブラムシとうどんこ病があります。どちらも風通しの悪い場所で発生しやすく、対策は薬剤でおこないます。葉や花の様子をよく観察して、普段と変わった様子がないかを確認することが大切です。

アブラムシ

アブラムシは新芽・葉・茎に発生する吸汁性害虫です。葉を枯らすだけではなく、ほかの病気を媒介することもあります。非常に小さな虫ですが繁殖しやすいため早めの対策が重要です。

駆除にはアブラムシ専用の薬剤を使用します。また、アブラムシの発生を防ぐために、風通しの悪い場所を剪定することも大切。枝が生い茂る部分は適度に調節してみてください。

うどんこ病

うどんこ病は葉・茎・つぼみなど、さまざまな部分に白いカビ(菌糸)が広がって、最終的には植物を枯らす病気です。感染すると、うどん粉をまぶしたかのように、白い粉を吹いた状態に変化します。

症状を見つけたら感染部位を取り除くか、薬剤をまいて殺菌しましょう。風通しの悪い場所で繁殖するため、アブラムシ対策と同様に、風の通り道を確保することが大切です。

夏の管理

夏場は水切れを起こさないようにすることが夏越しのコツです。猛暑日には朝に水をやったあとでも、土の乾燥具合を見て夕方にも水を与えてください。いずれもたっぷりと与えることが必要です。

土のなかの水が熱せられて根などを傷めないよう、夏場の水やりは気温が高い日中を避けるようにします。

ただし真夏の直射日光は苦手ですので、夏場は半日陰に置いてください。

冬の管理

アジサイは寒風対策を施せば、何年にもわたって楽しめます。もちろん、寒風対策だけではなく、居住地域の冬を越せる品種のアジサイを選ぶことも大切です。

寒風対策としては、鉢植えの場合は寒風が当たらない場所に置くのがおすすめです。ひと回り大きな鉢に植え替えて、二重鉢にすると凍結を防止できます。

剪定

成長速度が早く、大きく育ちやすいアジサイは、剪定することでバランス良くコンパクトに保つことができます。剪定する場合は、時期と剪定する目的を見極めることがポイントです。

株のサイズを維持する剪定は、花が咲き終わった時期におこなうのがおすすめです。花が付いた枝をよく観察し、葉の脇にある芽の少し上でカットします。できるだけ大きな芽を選ぶのがコツです。

アジサイは花芽の付き方から、晩夏に翌年の芽を付ける旧枝咲きのアジサイと、春に成長した枝へ芽を付ける新枝咲きに分けられます。旧枝咲きのアジサイの場合、晩夏に剪定すると翌年咲く芽を切ってしまう恐れがあります。

というのも、基本的にアジサイは来年に咲くための花芽を作り始めるのが8月以降になります。厳密にいうと18℃よりも気温が下回ってきた頃に、来年咲かせるための花芽が出来てきます。

正しい剪定時期を守らなかったためにお花が咲かなくなってしまう原因になりますので、品種がわからない場合は、7月下旬までに剪定しておくのがおすすめです。

終わった花から2節目の脇芽が出ている上でカットし、花が咲いていない枝は残してください。残した脇芽が茎として成長し、秋を過ぎるとその下の節の付け根から新たな脇芽が出てきます。

11月~3月頃に再度、花芽より上の部分を剪定すると良いですが、花芽がわからないようなら行わなくても支障ありません。このとき、枯れた枝などがあればカットしましょう。

関連記事【重要】アジサイの剪定方法【間違った剪定はお花が咲かない!?正しい剪定時期と位置を覚えよう!!】

まとめ:水やりに注意してアジサイのお花を楽しもう

というわけで【人気】アジサイの育て方【鉢植えが長持ちするコツや最適な置き場所など徹底解説!!】を書いてきました。

この記事で解説した『アジサイの育て方』を実践してもらうと、アジサイの鉢植えを長持ちさせることができるようになります。

もう1度確認しましょう。

【アジサイってどんな植物?】
1、日本のガクアジサイは約10種、西洋アジサイには約40種もの種類がある
2、花びらに見えている部分が、実際は萼(ガク)にあたる
3、
アルミニウムを吸収すると青色、アルミニウムを吸収しないと赤色になる性質をもつ

【アジサイの植え付け】
1、植え替え時期は花が終わる7月か、または休眠期の11月~2月に行う
2、植え替えや植え付けの際は1~2回りほど大きな鉢に植え替えを行う
3、おすすめの土は赤玉土の小粒7に対して腐葉土3の比率でブレンドする

【アジサイのお手入れ】
1、夏場は乾きやすくなるので、夏場は1日2回水やりを行う
2、肥料は、主に冬の休眠期(12月下旬~2月中旬)と開花後(7月〜9月頃)に与える
3、屋外の風が良く通る場所に置く
4、葉焼けしたり、萼片も色褪せるので1年目のアジサイを直射日光に当てない

【アジサイを育てる際の注意点】
1、アブラムシが発生すると、栄養分を吸収したり、ウイルスを媒介するので早期に駆除する
2、うどんこ病を見つけたら感染部位を取り除くか、薬剤をまいて殺菌する
3、冬の管理は寒風が当たらない場所に置き、二重鉢にして凍結を防ぐ
4、旧枝咲きのアジサイは、晩夏に剪定すると翌年咲く芽を切ってしまう恐れがある
5、花芽を切り落とさないために、7月下旬までに剪定しておく

以上がアジサイの育て方に関するポイントになります。

アジサイを管理する上で1番大事なポイントが水やりと置き場所です。

アジサイが好む環境は風通しが良い場所です。そのためあまりにも植物が密集している場所や室内などは避けるようにしましょう。アジサイは蒸れやすい環境だと花びらが茶色くなったり、病気になる恐れがあります。

また『毎年アジサイを枯らしてしまう』『次の年までアジサイが元気に育たない』という方のほとんどの原因が水不足、水切れになります。アジサイは水が大好きな植物です。ですが鉢植えで売られているものは、土が限られた分しかないので、水を十分に吸収することが出来ないわけです。

基本的には土が乾いたら、鉢の底から流れ出るまでたっぷりと水やりを行いましょう。水やりの頻度は他の草花よりも多めに与えていただいても構いません。

ひとたびアジサイの育て方を覚えてしまえば、アジサイのお花を長く楽しむことができますし、他の花苗にも活かすことができます。

アジサイを育てることはガーデニングに携わっていく上で、植物を今以上に輝かせることができる大事な技術を身につけることができますので、がんばって身につけましょう。