【必見】プルメリアの剪定方法【剪定時期や剪定位置、お花を咲かせるためのコツを徹底解説!!】

プルメリアを育てていますが生育旺盛でどんどん伸びてしまい、剪定するタイミングがわかりません…綺麗に形を整えたいのでプルメリアの正しい剪定方法や剪定時期について教えて。

今回はこういったお声に参考になる記事を用意しました。
 

この記事では『プルメリアの剪定方法』ということで、プルメリアに必要な剪定方法や剪定時期、また剪定をしないとどうなってしまうのか?などプルメリアの剪定にまつわるエピソードなどを解説していきます。

記事の内容を理解・実践してもらうと、プルメリアの剪定に必要な知識や剪定方法が分かるようになり、プルメリアのお花を毎年楽しむことが出来るようになります。
 

私は園芸歴10年ほど。
これまで100種類ほど植物を育ててきました。
 

最初にいっておくと、プルメリアの剪定を覚える上で一番大切なポイントは剪定時期です。

プルメリアの剪定のタイミングは室内に取り込む時期(9月~10月頃)越冬後の春時期(4月頃)に必要に応じて剪定を行いましょう。プルメリアは剪定せずに放置しておくと、大きくなりすぎてしまいます。また時期を間違えるとプルメリアのお花が咲かないため、適切な時期に剪定しましょう。

熱帯花木であるプルメリアは、寒さに弱く、屋外で日本の冬は乗り越えられません。気温が10℃を下回る前に、庭に植え付ける場合は鉢上げして室内で管理します。

プルメリアの綺麗なお花を毎年楽しむためにも定期的な剪定を行い、成長をしっかり管理しましょう。

『プルメリアの樹形を綺麗にしたい方』や『プルメリアの剪定方法がわからない』とお困りの方は最後まで記事を読んでみてください。

Contents


なぜ剪定が必要なのか?

そもそもプルメリアってなぜ剪定が必要なのでしょうか?

基本的にプルメリアは、放置しているとすぐに姿が乱れてしまいます。どうせ育てるならすっきりとした樹形を保ちたいですよね。

まずはプルメリアの剪定方法を見ていく前に、剪定が必要な理由についてしっかり把握してみましょう。

株を小さく保つため

プルメリアの木は、剪定せず放置してしまうとどんどん背が高くなります。

成長しすぎてしまったプルメリアを小さくして管理しやすくするには、切り戻し剪定をします。切り戻し剪定では、長い枝を途中で切り落とし、株全体を小さくしていきましょう。

樹形を保つため

プルメリアの樹形を整えて、見た目をよくしたい場合は、全体のバランスを整えるよう剪定します。

枝数が増えて密集している部分の枝や、はみ出して目立っている枝を切り落としましょう。

このような剪定をすることで、樹形が整うだけでなく、木全体に日光や栄養が行き届きやすくなったり、風通しがよくなり害虫がつきにくくしたりする効果があります。

花芽をつけるため

翌年もプルメリアのお花をたくさん咲かせたいと考えている方は、お花が咲いたあとに剪定をすると効果的です。

プルメリアのお花が咲くと、新しい枝が3~4本伸びてくるので、そこから1本~2本を切り落とします。枝がまだ若く細いうちに切り落とすことで、プルメリアが受ける剪定のダメージを抑えられ、お花が咲きやすくなるのです。

プルメリアの剪定時期

プルメリアの一般的な剪定時期をご紹介します。目的にあわせて必要な剪定を行いプルメリアの健康を維持するようにしましょう。

プルメリアの剪定のタイミングは年2回です。プルメリアは剪定せずに放置しておくと、大きくなりすぎてしまいます。時期を間違えると花が咲かないため、適切な時期に剪定しましょう。

熱帯花木であるプルメリアは、寒さに弱く、屋外で日本の冬は乗り越えられません。気温が10℃を下回る前に、庭に植え付ける場合は鉢上げして室内で管理します。

1回目の剪定のタイミングは室内に取り込む時期(9月~10月頃)です。室内に入る程度にコンパクトに剪定しましょう。

2回目の剪定のタイミングは越冬後の春時期(4月頃)に必要に応じて剪定を行ってください。

プルメリアの剪定方法

生長期にぐんぐん育つプルメリアは、室内で越冬するためにも、剪定で大きさ・樹形の調整が必須です。しかし、年2回必ず剪定しなくてはならないわけではありません。

プルメリアは、強剪定をすると翌年はお花が咲きにくくなることも覚えておきましょう。室内に入れにくい大きさになってしまった時や枝が込み合って健康が保ちにくい時などに、必要に応じて剪定するようにしましょう。

小さくする剪定

プルメリアが大きくなり過ぎた場合には切り戻し剪定を行いましょう。

地植えの場合、プルメリアは大きく成長すると10mサイズに生長する樹木です。冬時期に室内管理が難しくなってしまうため、家の中に入れる前(9月~10月頃)に伸びすぎた枝を切り戻します。

剪定前には必ず剪定ばさみを消毒してください。剪定時は、枝元から30cmくらいの位置で思い切って切りましょう。また病気の予防のため、切り口は癒合剤で保護しましょう。

初めての人は「バッサリ切ってしまうなんてもったいない!」と思うかもしれませんが、ご安心ください。

剪定によって切り口の横から新しい芽が生まれ、新しい枝に育ちます。ただし、切り過ぎには注意しましょう。新しい枝に花芽がつくのは翌年以降ですので、気長に待つことも必要になるので覚えておくようにしましょう。

樹形を整える剪定

プルメリアのお花が咲いたあともプルメリアは生長を続け、新しい枝を増やします。

3~4本の若い枝が出てくるので、剪定で1~2本に減らしてください。全部切ってしまうと翌年お花が咲きませんので注意しましょう。

また、枝が細いうちに剪定しておくと樹木へのダメージも抑えられますので、開花後の剪定を忘れないようにしましょう。

室内に取り込むの剪定

最低気温5℃程度まで耐えるプルメリアですが、安全に冬越しさせたい場合は室内での10℃以上の環境での管理になります。屋外から室内に取り込む際の注意点が必ず葉を全て剪定することです。

理由として、ハダニの繁殖が原因としてあります。プルメリアは室内でも冬は葉が落ちやすいため、ハダニの害を受ける前に葉を全部落としておく必要があるのです。

葉を切り落とすとプルメリアは休眠状態に入ります。ダメージの少ない状態での冬越しが必要不可欠です。

また、屋内での管理も室温は10℃以下にならないように注意しましょう。外気温が15度以上の日が続くようになった頃に屋外に出すようにしましょう。

剪定時の注意点

プルメリアは、時期が来たら剪定したらいいというものではありません。年に2回必ず剪定するのではなく、樹木の様子を見ながら判断するようにしましょう。

また翌年にプルメリアのお花を楽しむためには、剪定時の注意点も知っておきましょう。ここではプルメリアの剪定の注意点を解説します。

剪定し過ぎない

強剪定でプルメリアを短く切り詰めすぎると、次の開花時期に花が咲きません。

剪定の時期だからといって毎年剪定していると、プルメリアのお花が咲きにくくなってしまいます。

プルメリアの剪定は、毎年必ず行うのではなく、大きくなりすぎて管理が難しくなってきたと感じた時に実施してください。

樹液に触らない

プルメリアの茎・葉から出る白い樹液には注意が必要です。

剪定中に毒性のある樹液が付着し、かぶれてしまったというトラブルはよくある話です。

プルメリアの毒成分は嘔吐・心臓麻痺・不整脈・皮膚炎を引き起こす危険があるため、剪定の際は目・口・肌に触れないように手袋をつけて行ってください。

よくあるトラブルと対処法

プルメリアを剪定した後に発生しがちなトラブルとその対処法を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

お花が咲かない

強剪定をしすぎると花が咲かなくなってしまう危険があります。

強剪定とは、太い枝を切り詰めて短くしたり、通常の剪定よりもたくさんの枝・芽を落としたりするような深い剪定です。大きくなりすぎた樹形をコンパクトにするために行うのが強剪定ですが、剪定時の植物へのダメージも大きいため、タイミングが重要となります。

プルメリアは強剪定をすると、次の開花時期に花がつきません。このため、冬越しのために室内に取り入れる際に少しコンパクトにしたいときや、枝が混みあって風通しが悪くなっている時に限って行いましょう。

関連記事【解決】プルメリアのお花が咲かない3つの原因【解決するカギは〇〇をして花芽を増やすだけ!?】

冬越しができない

南国産のプルメリアは、秋に近づき気温が下がると冬の準備に入ります。葉も枯れ落ちるため、ハダニの害を受ける前に葉を切り落としておきます。ダメージの少ない状態で冬越しさせてあげましょう。

葉が枯れて元気さを感じられない状態になってきたら、冬越し準備のサインです。屋内に入れて室温10℃以上で管理するようにしましょう。

まとめ:適切な剪定をしてプルメリアの成長を守ろう!!

というわけで、【必見】プルメリアの剪定方法【剪定時期や剪定位置、お花を咲かせるためのコツを徹底解説!!】を書いてきました。

この記事で解説した『プルメリアの剪定方法』を実践してもらうと、プルメリアのお花を毎年楽しむことが出来ます。

もう1度確認しましょう。

【なぜ剪定が必要なのか?】
1、株を小さく保つため
2、樹形を保つため
3、花芽をつけるため

【プルメリアの剪定時期】
1、室内に取り込む時期(9月~10月頃)に室内に入る程度にコンパクトに剪定する
2、越冬後の春時期(4月頃)に必要に応じて剪定する

【プルメリアの剪定方法】
1、9月~10月頃に伸びすぎた枝を枝元から30cmの位置で切り戻す
2、開花後は3~4本の若い枝が出てくるので、剪定で1~2本に減らす
3、屋外から室内に取り込む際の注意点が必ず葉を全て剪定する

【剪定時の注意点】
1、強剪定でプルメリアを短く切り詰めすぎない
2、剪定中に毒性のある樹液が付着しないよう注意する

【よくあるトラブルと対処法】
1、
強剪定をしすぎるとお花が咲かなくなってしまう
2、強剪定はコンパクトにしたいときや、枝が混みあって風通しが悪くなっている時に行う
3、
冬越しの際は、葉が枯れ落ちるため、ハダニの被害を受ける前に切り落としておく
4、
冬越し準備のサインは、葉が枯れて元気さを感じられない状態になったとき

以上がプルメリアの剪定に関するポイントになります。

基本的に注意することは剪定時期です。プルメリアのお花は、剪定時期を間違えるとお花が咲かないため、適切な時期に剪定しましょう。

プルメリアの剪定のタイミングは室内に取り込む時期(9月~10月頃)越冬後の春時期(4月頃)に必要に応じて剪定を行いましょう。プルメリアは剪定せずに放置しておくと、大きくなりすぎてしまいます。また時期を間違えるとプルメリアのお花が咲かないため、適切な時期に剪定しましょう。

熱帯花木であるプルメリアは、寒さに弱く、屋外で日本の冬は乗り越えられません。気温が10℃を下回る前に、庭に植え付ける場合は鉢上げして室内で管理します。

プルメリアの綺麗なお花を毎年楽しむためにも定期的な剪定を行い、成長をしっかり管理しましょう。

ひとたびプルメリアの剪定を覚えてしまえば、翌年もプルメリアが立派に成長していく姿を見ることができますし、他の植物にも活かすことができます。

プルメリアを剪定することはをガーデニングに携わっていく上で、植物を今以上に輝かせることができる大事な技術なので、がんばって身につけましょう。