一人暮らしでインテリアとしてサボテンを購入したいけど、どんなサボテンを選べばいいのか分からない…初心者でも簡単に育てられるオススメのサボテンを教えて!! |
今回はこういったお声に参考になる記事を用意しました。
この記事では『室内に置きたくなるサボテン5選』ということで、初心者の方でも簡単に育てることのできるサボテンや初心者の方でも分かりやすいサボテンの選び方について解説していきます。
記事の内容を理解・実践してもらうと、ご家庭やあなたにぴったりなサボテンが見つけられるようになり、オシャレなインテリアとして室内に置きたくなること間違いなしです。
私は園芸歴10年ほど。
これまで100種類以上の植物を育ててきました。
最初にいっておくと、サボテンは丈夫で手間もかかりづらい植物です。さらに少ない水やりで済むため、初心者でも育てやすいと人気です。
トゲが柔らかいモノやトゲが硬いモノ、さらには花を咲かせるモノなど品種はさまざまです。
お気に入りのサボテンを室内で育てたいと思っている方、サボテンの選び方やサボテンについて知りたいと思っている方は最後まで記事を読んでみてください。
Contents
サボテンの魅力とは?
サボテンは森林地帯や高地などでも見られますが、多くは砂漠など乾燥地帯に生息しています。
乾燥に強いだけでなく、過酷な環境で育つ生命力を備えているため、ほかの観葉植物に比べて育てやすいのが魅力です。
水やりの回数が少なく、メンテナンスにあまり手がかからないので初心者にもおすすめです。
ホームセンターで手にしやすい価格で販売されているほか、最近では100円ショップなどでも販売されており、手軽に購入できるのも嬉しいポイントです。
関連記事→【解決】室内で育てるサボテンの置き場所【オシャレなインテリアのため最適な置き場所を覚えよう】
サイズから選ぶ
サボテンは種類が豊富でインテリアに合わせて選びやすいのも人気のひとつです。
世界で2000種以上が存在するといわれており、形状・サイズ・タイプはさまざまで、手のひらサイズの小さいモノや細長いものなどバラエティに富んでいます。
ご家庭の環境に合わせてサボテンのサイズから選んでみてはいかがでしょうか。
大型
インテリアのメインとして飾るなら、大型のサボテンがオススメです。
存在感があるので、どこに置いても目立ちやすいのが特徴。
なかでも武倫柱などの「柱サボテン」と呼ばれる品種は、人の身長以上に大きく育つモノもあるため、天井の高さや置くスペースの広さを考慮して選ぶことが大切です。
また、柱サボテンは上に伸びるイメージが強くありますが、地を這うように伸びるモノも存在します。
自宅の庭なら問題ありませんが、室内や集合住宅のベランダで育てる場合は、どのように成長するかもあわせてチェックしておきましょう。
中型
棚やカウンターなどに置くなら中型のサボテンがオススメです。
団扇のような平べったい茎が特徴の白桃扇や、金色のトゲを生やした柱型の金晃丸などが代表的です。
大型ほどの高さはありませんが、インテリアのアクセントとして十分に存在感があります。
大きくなりすぎないので室内でも育てやすく、場所を取らずに置けるのが魅力です。
丸いものや表面がゴツゴツしたモノなど種類が豊富で、部屋のイメージに合わせて選びやすいのもポイントです。
小型
小型のサボテンは窓際やデスクの上など狭い場所にも置きやすいのが魅力です。
雪玉で覆われたような白いトゲがかわいい明日香姫や、赤・黄色・ピンクなど色鮮やかな茎が特徴の緋牡丹などが人気です。
室内で育てやすい品種が多く、水やりや手入れの手間がほとんどかからないので、初心者にもオススメです。
複数並べてディスプレイしたり、寄せ植えしたり好きにアレンジできるのもポイントです。
タイプから選ぶ
サボテンは種類が豊富でインテリアに合わせて選びやすいのも人気のひとつです。
世界で2000種以上が存在するといわれており、形状・サイズ・タイプはさまざまで、トゲが柔らかいタイプやトゲが硬いタイプ、また花を咲かせるタイプなどバラエティに富んでいます。
ご家庭の環境に合わせてサボテンのタイプから選んでみてはいかがでしょうか。
トゲが柔らかいタイプ
金晃丸や白桃扇のようにトゲが柔らかいサボテンも存在します。
触り心地はもちろん、見た目もソフトで個性的な形状のモノが多いのが特徴です。
水やりや手入れの際にトゲが刺さる心配が少ないので、初心者に向いています。
また、小さい子供やペットがいる家庭なら、兜丸やリプサリス・ヘテロクラダのようなトゲがないサボテンもオススメです。
トゲの代わりにふわふわとした毛が生えているサボテンは、ふっくらと丸みを帯びたかわいらしいフォルムが魅力です。
トゲが硬いタイプ
サボテンらしい力強さを求めるならトゲが硬いタイプがオススメです。
なかでも長く鋭い立派なトゲを有する神仙玉や金鯱、黒王丸などは強刺類に分類されます。
品種によって赤・金・黒・紫・黄色などトゲの色はさまざまで、トゲも鑑賞のポイントとして楽しむことが可能です。
触れるとケガをする恐れがあるので、水やりやお手入れの際は要注意。
また、扱いが難しいだけでなく、強刺を発生させたり大きく育てたりするにはコツが必要なため、サボテンの育成に慣れている方におすすめです。
花を咲かせるタイプ
サボテンの多くは花を咲かせますが、開花時期は品種によってさまざま。
なかには、開花する大きさに育つまで20年以上かかるモノも存在します。
花も楽しみたいなら、開花時期もあわせてチェックしておきましょう。
なかでも、美しく鮮やかなピンクの大輪の花をつける象牙丸は、花を咲かせやすいサボテンとして有名です。
暑さや寒さに強く、丈夫で育てやすいため初心者にもオススメです。
夜に大きく白い花を咲かせる月下美人も人気です。
月下美人は香りが強いことでも知られており、柔らかく甘い香りも楽しめます。
オススメのサボテン
室外とは違い、天候や気温を調節できる点において、サボテンの室内管理にはメリットも大きいです。
ただし、室内で育てる上で注意しておくべき点があるので押さえておきましょう。
白桃扇(はくとうせん)
育てやすく初心者にもおすすめ
「白桃扇」は平べったいウチワ型の茎節が特徴のサボテン。
ふわふわした白いトゲとウサギの耳のような形から「バニーカクタス」とも呼ばれています。
柔らかなトゲですが、先端に返しがあり触れると刺さりやすく抜けにくいので、植え替えなど作業時には注意が必要です。
日光不足になると徒長して細長くなり、白桃扇ならではの愛らしい形が崩れてしまうため、日当たりがよく風通しのよい場所で育ててください。
寒さや乾燥に強く丈夫で育てやすいのもポイントです。
かわいい見た目でインテリア性が高く、初心者でも扱いやすいので、プレゼントにもおすすめです。
たくさん日に当てるなど上手く育てると、夏場に黄色い花を咲かせます。
15cm程度の小さいモノが流通していますが、成長すると30cmを超える場合もある中型種です。
墨鳥帽子(すみえぼし)
チクチクしないのでお子様がいるご家庭でも安心
両手を上げているような形状から「バンザイサボテン」とも呼ばれている「墨烏帽子」
バンザイしながら上に伸びる姿が縁起のよい印象を与えるので、進学・新築・開業などお祝いの贈り物にもオススメです。
水玉模様のような刺座がかわいらしく、置くだけで元気で楽しい空間を演出します。
トゲがないため安全性が高く、小さい子供やペットがいる家庭にもぴったり。
ウチワサボテンの仲間で乾燥に強く、水やりの頻度が少なく済むので手間がかかりません。
暗い室内でも枯れにくい品種ですが、日光を好むため明るい場所に置くとより元気に育ちます。
10℃以下になると休眠期に入るので、冬場は水やりを控えて日当たりのよい室内に移動させてください。
セレウス・ペルヴィアナス
インテリア性が高くかわいらしいサボテン
電磁波を吸収すると言われることから「電磁波サボテン」とも呼ばれている「セレウス・ペルヴィアナス」
モコモコとしたユニークな姿がかわいらしく、インテリアとして十分に映えます。
多肉質で細長い茎が密集した小型の柱サボテンで、毛のように柔らかいトゲを有しているのが特徴です。
触れても痛くなりにくく、子供やペットがいる家庭でも置きやすいのが魅力です。
日光を好みますが、日差しが強い真夏は葉焼けしてしまうので、半日陰に置いてください。
暑さや乾燥に強い品種ですが、夏場は土の表面が乾いたらたっぷり水を与え、乾燥しているときは霧吹きで全体に葉水をすると元気に育ちます。
多湿を嫌うため、水の与えすぎには注意が必要です。
金鯱 エキノカクタス
金色のトゲが美しい絶滅危惧種のサボテン
「金鯱」は国際自然保護連合のレッドリストに登録されている絶滅危惧種のサボテンです。
植物園や通販ではよく見られますが、野生の状態ではあまり見られません。
強刺類に分類されるサボテンで、長く立派な鋭いトゲを有しているのが特徴です。
金色のトゲが美しく、「サボテンの王様」とも呼ばれています。
成長は比較的早めで、最大で直径1m以上に育つ大型種。
ゴージャスな見た目に反して、花言葉は「儚い夢」「憂い」
頂部に黄色い花を咲かせますが、20年以上経過し、直径40cm以上に成長した個体のみと、なかなか見られないことに由来しています。
サボテンのなかでも特に日光を好むため、日光不足になると茎が間延びして美しい球形が崩れてしまうので要注意です。
兜丸 アストロフィツム
「星点」と呼ばれる白い斑点が特徴的
「兜丸」はぽってりとした丸いフォルムがかわいい人気のサボテンです。
種小名のアステリアスには「星のような」という意味があり、「星点」と呼ばれる白い斑点がついているのが特徴です。
トゲはありませんが、刺座にはウサギの尻尾のような白い毛が生えています。
春~夏にかけて黄色い花が咲くのもポイントです。
強い光線を好みますが、日焼けを起こしやすいので、ある程度遮光をするか半日陰で育てましょう。
また、耐寒性は個体や管理の仕方によって異なります。
最低気温が15℃を下回るようになったら、10℃以上の気温が保てる場所に移動させるのがオススメです。
まとめ:サボテンで日々の暮らしに癒しを
というわけで、【厳選】室内に置きたくなるサボテン5選【初心者から上級者まで安心して育てられる品種を厳選!!】を書いてきました。
この記事で解説した、室内に置きたくなるサボテンやサボテンの選び方などを参考にしてお気に入りのサボテンを見つけてみてはいかがでしょうか。
もう1度確認しましょう。
【サボテンの魅力とは?】
1、過酷な環境で育つ生命力を備えているため、ほかの植物に比べて育てやすい
2、水やりの回数が少なく、メンテナンスにあまり手がかからない
3、手にしやすい価格で販売されているので気軽に購入できる
【サイズから選ぶ】
1、インテリアのメインとして飾るなら大型のサボテン
2、棚やカウンターなどに置くなら中型のサボテン
3、窓際やデスクの上など狭い場所に置くなら小型のサボテン
【タイプから選ぶ】
1、小さい子供やペットがいる家庭ならトゲが柔らかいサボテン
2、サボテンらしい力強さを求めるならトゲが硬いサボテン
3、花を咲かせるサボテンには香りがするものもある
【オススメのサボテン】
1、育てやすく初心者にもおすすめ『白桃扇』
2、チクチクしないのでお子様がいるご家庭でも安心『墨鳥帽子』
3、インテリア性が高くかわいらしいサボテン『セレウス・ペルヴィアナス』
4、金色のトゲが美しい絶滅危惧種のサボテン『金鯱 エキノカクタス』
5、「星点」と呼ばれる白い斑点が特徴的『兜丸 アストロフィツム』
以上が室内に置きたくなるサボテン5選とサボテンの選び方になります。
サボテンは丈夫で手間もかかりづらい植物です。さらに少ない水やりで済むため、初心者でも育てやすいと人気です。また形状・サイズ・タイプはさまざまで、トゲが柔らかいタイプやトゲが硬いタイプ、また花を咲かせるタイプなどバラエティに富んでいます。
サボテンを室内で育てたいと思っている方は、今回の記事を参考にお気に入りのサボテンを見つけていただき、ご家庭に彩りをプラスしてみてはいかがでしょうか?