【解決】金のなる木の葉っぱが落ちる理由【冬の管理を理解して正しい対処法で管理しよう!!】

金のなる木の葉っぱがふにゃふにゃになり落ちてきました…金のなる木の葉っぱが落ちる理由や金のなる木の葉っぱがふにゃふにゃになった時の対処法を教えて!!

今回はこういったお声に参考になる記事を用意しました。
 

この記事では『金のなる木の葉っぱが落ちる理由』ということで、金のなる木の葉っぱが落ちる理由が知りたい方や葉っぱが落ちたままで生育に支障があるのではないかと心配されている方に向けて、金のなる木の葉っぱが落ちる理由や金のなる木の葉っぱがふにゃふにゃになった場合の対処法について解説していきます。

記事の内容を理解・実践してもらうと、金のなる木の葉っぱが落ちる理由が理解出来て、尚且つ金のなる木の不調が分かるようになり、オシャレなインテリアとしてさらに魅力的な植物になりますよ。
 

私は園芸歴10年ほど。
これまで100種類以上の植物を育ててきました。
 

最初にいっておくと、金のなる木は多肉質の茎葉に水を蓄えているので、乾燥には強い植物ですが、冬の寒さには注意が必要です。

冬は金のなる木は休眠期に入るので、ほとんど水やりを必要としません。しかしながら、いつもと変わらない水やりを行なっていると、常に土の中が湿った状態になり根腐れを引き起こしてしまいます。金のなる木を枯らしてしまう方のほとんどが冬の寒さによるものです。

気温が15℃以下になってきたらだんだんと水やりの頻度を落としていき、気温10℃以下では完全に断水をしたほうが、冬越ししやすくなります。

そのほかにもいくつか金のなる木の葉っぱが落ちる原因がありますので、金のなる木の生育を健全なものにするためにも、金のなる木の葉っぱが落ちる理由を理解して、正しい対処法を実践していきましょう。

『金のなる木の葉っぱが落ちる理由が分からない』『金のなる木の葉っぱがふにゃふにゃになった時の対処法が分からない』とお悩みの方は最後まで記事を読んでみてください。

Contents


金のなる木の特徴

金のなる木は、名前のとおり縁起がよいとして、人気の高い植物です。丈夫な性質で、冬の寒さにさえ注意すれば放任してもよく育ちます。

金のなる木の葉っぱが落ちる理由についてお伝えする前に、金のなる木の基礎知識や魅力についてご紹介します。

硬貨に似た丸い葉っぱ

南アフリカが原産で、低い木のように育ちます。強健で育てやすく、挿し葉や挿し芽で、簡単に増やすことも可能です。大株になると花を咲かせ、星形の白やピンクの小さな花が密集して咲きます。

金のなる木という名は、丸い葉がまるで硬貨のように見えることから付けられました。金のなる木やカゲツ(花月)という名で出回っていますが、和名では縁紅弁慶(フチベニベンケイ)と呼ばれます。

葉っぱに水を蓄える

金のなる木の開花期は11月〜翌年2月。花色はピンク、白で、1cm前後の5弁花を咲かせます。株が大きく育ってから咲くものと、比較的咲きやすいものとがあります。

葉っぱはぽってりと厚みがあり、多肉植物に分類されています。自生地は乾燥する地域のため、このふっくらとした葉に水を蓄える力があります。そのため水やりは控えめにするのがポイントです。

金のなる木と花言葉

金のなる木の花言葉には「一攫千金」「富」「幸運を招く」「不老長寿」という意味がつけられています。お金に関する花言葉は、金のなる木の葉っぱが硬貨に似た丸い形をしていることに由来しており、お金が舞い込むことから幸運や不老長寿につながるとして、この花言葉がついたとされています。

金のなる木の花言葉は縁起が良いことから、開業・開店祝い、新築祝いなどのプレゼントとして贈られることも多いです。

金のなる木の葉っぱが落ちる原因

金のなる木の美しい葉っぱがふにゃふにゃになったり、株に元気がなくなってしまうと、枯れてしまわないか心配ですよね。

金のなる木にトラブルが起きたときには、その原因を突き止めてなるべく早く適切な対処をすることが回復のポイントです。

まずはフ金のなる木の葉っぱが落ちてしまういくつかの原因を見ていきましょう。

急激な温度変化

金のなる木は寒さには弱い植物なので、冬に0℃以下の寒さに当たり続けると、葉がぽろぽろと落ちます。冬は室内などの暖かい場所で管理しましょう。

また、置き場所を気にするあまりに、頻繁に鉢の場所を変えるのも金のなる木には負担になります。次々と変わる置き場所で温度変化に適応できず、株が疲れてしまい葉っぱが落ちてしまうのです。

日照不足や日照過多

また日光が不足している、反対に強い日光に当たり過ぎているといった、日光が原因であることも考えられます。

日光が不足している場合には、もっと明るい場所で管理するよう心がけ、日光に当たり過ぎているようなら、レースカーテン越しの窓際で管理するなど、日差しを調節しましょう。

室内管理の場合には育成ライトなどを使用して、昼と夜の切り替えをはっきりさせることで金のなる木の体内時計を整えることができます。不安な場合はこのようなアイテムを使って規則正しい就眠運動を取り戻しましょう。

水のやりすぎ

水のやりすぎによる根腐れも葉っぱが落ちる原因になります。金のなる木は多肉植物なので、乾燥した環境でも丈夫に育ちます。

土が常に湿っていると、根腐れを引き起こします。根っこが腐ってしまうと、異臭がするだけでなく、水や栄養が吸収できなくなるので、次第に枯れていきます。水切れ同様に、葉っぱを維持することができずにぽろぽろと葉が落ちてきます。

水やりは、土の乾燥具合を確認して与えることがポイントです。また、受け皿に水を溜め続けていても根腐れするので、水やり後はこまめに溜まった水は捨ててください。

金のなる木の葉っぱが落ちる時の対処法

では、金のなる木の葉っぱが落ちてしまうときは、どのように対処したらよいのでしょうか。原因にそって見ていきましょう。

温度変化が原因の場合

温かい地域で育っている金のなる木は、日本の寒さが苦手です。冬は最低でも5度以上を保てる場所に置いて管理しましょう。

金のなる木の適温は20度ぐらいがベストなので、気温が10度を下回ってきたら、室内で金のなる木を管理することをオススメします。

寒い冬には、日中はなるべく窓際で日に当てておきましょう。ただし、夜間の冷え込む時間帯にまで窓際に置いたままだと、凍結してしまったり、急激な温度変化によって株が枯れてしまったりする可能性もあるので、冷え込む夜には部屋の奥のほうへ移動させるなど、防寒対策をするようにしましょう。

日照不足や日照過多が原因の場合

金のなる木は日光が大好きな植物なので、明るい置き場所で管理するのが基本です。長く日陰でずっと管理していると、日光が不足して葉に元気がなくなっていき、幹もひょろひょろと弱々しくなってしまいます。

春から秋までの生育期には、直射日光や強すぎる日光を避けた、レースカーテン越しやブラインド越しなどの窓際で管理しましょう。

日差しが強すぎると「葉焼け」を起こし、変色した部分は元に戻らず、葉の組織が破壊されると光合成を行なえなくなってしまいます。葉焼けが広範囲に及ぶと株全体の健康に関わってきますので、日差しの加減には注意するようにしましょう。

水のやりすぎによる根腐れが原因の場合

金のなる木は多肉質の茎葉に水を蓄えているので、乾燥には強い植物です。生育期の間には、土が乾いていることを確認したら、鉢底から水がたっぷりと流れ出てくるまで水やりをしましょう。

水やりの後は、鉢から流れ出て受け皿に溜まっている水を捨てることも忘れないでください。受け皿に水を溜めたままだと、鉢内が蒸れて根にダメージがいくばかりか、根腐れの原因にもなってしまいます。水やりと受け皿の処理は、必ずセットで行うようにしましょう。

特に夏は乾燥しやすいため、普段の水やりとあわせて霧吹きなどで葉に水を吹きかける「葉水」を行なうと良いでしょう。葉からも水分を吸収できるので、金のなる木の葉っぱが活き活きとします。

冬は休眠期に入るので、ほとんど水やりを必要としません。気温が15℃以下になってきたらだんだんと水やりの頻度を落としていき、気温10℃以下では完全に断水をしたほうが、むしろ耐寒性が上がって丈夫に育ちます。

春が近くなり暖かくなり始めたら、だんだんと水やり頻度を上げて再開しましょう。

水やりのタイミングが難しい場合には、簡単に水やりのタイミングを教えてくれる水やりチェッカーを使用すると便利です。

また水の与え過ぎによる根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。

赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させましょう。

関連記事【重要】観葉植物の水やりの基本【室内で育てる場合の水やりの頻度やコツをマスターしよう!!】

まとめ:冬の水やりに注意し、金のなる木を寒さから守ろう

というわけで、【解決】金のなる木の葉っぱが落ちる理由【冬の管理を理解して正しい対処法で管理しよう!!】を書いてきました。

この記事で解説した『金のなる木の葉っぱが落ちる理由』を理解してもらうと、金のなる木の葉っぱで生育状況が分かるようになり、金のなる木を健康を守ることができるようになります。

もう1度確認しましょう。

【金のなる木の特徴】
1、南アフリカ原産で、強健で育てやすく、挿し葉や挿し芽で、簡単に増やせる
2、葉はぽってりと厚みがあり、葉に水を蓄える力がある
3、花言葉は「一攫千金」「富」で葉っぱが硬貨に似た丸い形をしていることに由来している

金のなる木の葉っぱが落ちる原因】
1、部屋の温度が上がり過ぎたり下がり過ぎたりする場合
2、日光不足や強い日光に当たり過ぎている場合
3、
水分が多すぎる場合

金のなる木の葉っぱが落ちる時の対処法】
1、気温が10度を下回ってきたら、室内で金のなる木を管理する
2、生育期には直射日光や強すぎる日光を避けた、レースカーテン越しで管理する
3、
冬は休眠期に入るので、ほとんど水やりを必要としない

以上が金のなる木の葉っぱが落ちる理由と対処法に関するポイントになります。

金のなる木は多肉質の茎葉に水を蓄えているので、乾燥には強い植物ですが、冬の寒さには注意が必要です。

冬は金のなる木は休眠期に入るので、ほとんど水やりを必要としません。しかしながら、いつもと変わらない水やりを行なっていると、常に土の中が湿った状態になり根腐れを引き起こしてしまいます。金のなる木を枯らしてしまう方のほとんどが冬の寒さによるものです。

ひとたび金のなる木の葉っぱが落ちる理由や対処法を覚えてしまえば、翌年も金のなる木が立派に生長していく姿を見ることができますし、他の植物にも活かすことができます。

金のなる木を育てていくことはをガーデニングに携わっていく上で、植物を今以上に輝かせることができる大事な技術なので、がんばって身につけましょう。