フィカス・ウンベラータを購入したんだけど、もう少し株を大きくできたらカッコいいのに…フィカス・ウンベラータを大きくさせるにはどうすればいいの? |
今回はこういったお声に参考になる記事を用意しました。
この記事では『フィカス・ウンベラータを大きくする方法』ということでフィカス・ウンベラータを大きくしたい方へフィカス・ウンベラータを大きくするのに必要な管理方法について解説していきます。
記事の内容を理解・実践してもらうと、フィカス・ウンベラータを大きくすることが出来て、オシャレなインテリアとしてさらに魅力的な観葉植物になりますよ。
私は園芸歴10年ほど。
これまで100種類以上の植物を育ててきました。
最初にいっておくと、フィカス・ウンベラータを大きくするためには日光に十分当てることが必要不可欠です。光合成をしっかり行うことで大きくなります。逆に光合成が少ない状態で肥料だけ与えるとひょろひょろと間延びしたように延びていき貧弱な株姿になってしまう恐れがあります。
貧弱な株姿になってしまわないように、フィカス・ウンベラータを大きくするための管理方法をお伝えします。その方法を実践すれば、確実にフィカス・ウンベラータをあなた好みの大きさにする事が出来ますよ。
『フィカス・ウンベラータがひょろひょろになる』『フィカス・ウンベラータを大きくする方法が知りたい』とお悩みの方は最後まで記事を読んでみてください。
Contents
フィカス・ウンベラータが大きくなるのに必要な時間は?
まずはじめに、フィカス・ウンベラータ大きくする方法を述べる前に、知っておいてほしいことは、フィカス・ウンベラータに限らず、観葉植物を大きくするためには、非常に年月がかかるということです。
フィカス・ウンベラータを屋内栽培から屋外栽培に切り替えたり、窒素を多く含む肥料を与えれば、すぐにフィカス・ウンベラータが大きくなるというわけではありません。
生産者の方々も、大きなフィカス・ウンベラータを作るために、長い年月をかけて育てているので、当然ですが、大きいサイズのフィカス・ウンベラータは、それなりのお値段がします。
フィカス・ウンベラータを大きくするためには、最低でも3年、もしくはそれ以上の根気のある作業が必要になることを覚えておきましょう。
フィカス・ウンベラータの成長について
フィカス・ウンベラータの成長は他の観葉植物に比べ、かなり早い方になります。
鉢植えのサイズにもよりますが、新芽が出始めてから約1年で20cm以上も成長することがあります。
フィカス・ウンベラータを大きくする場合は成長期にいかに根を成長させることが出来るかが重要になってきます。
フィカス・ウンベラータの成長期は4~10月頃くらいまでになります。
これ以外の時期にはほとんど成長しません。
この成長期にフィカス・ウンベラータの根を充実させ成長速度を高めることが、フィカス・ウンベラータを大きくする近道になります。
フィカス・ウンベラータを大きくする方法
大きな株を購入してお家のシンボルツリーとして置くのはもちろん手っ取り早くて魅力的ですが、小さな株から大きく育てていくのも植物を管理する楽しみのひとつです。
手間と時間はかかるものの、フィカス・ウンベラータが大きくなる過程を楽しみながら生長を見守りましょう。
鉢を大きくする
フィカス・ウンベラータを大きくするためには、定期的な植え替えが欠かせません。植物全般に言えることですが、小さい鉢で育てるよりも大きな鉢で育てる方が生長は早くなります。
ただ土が過湿にならないように鉢を小さくするという考え方もありますが、今回のようにフィカス・ウンベラータを大きくしたい場合には鉢を大きくする方がメリットが多いです。
フィカス・ウンベラータは生長が早い植物ですので、2年に1回を目安に植え替えを行わないままでいると、根詰まりが発生し、生育に悪影響を及ぼします。
しっかり植え替えを行うことで根詰まりを防ぎ、ウンベラータをより大きく育てるための環境を整えることで生育を守りましょう。
また、植え替えは根詰まりを防ぐためだけにおこなうわけではありません。鉢内の土を更新するためにも植え替えが必要です。何年も植え替えないままだと、どうしても土が団子状になって水はけが悪くなってきます。
また、土の養分を復活させるためにも新しい土に交換することが必要不可欠なのです。
関連記事→【解決】フィカス・ウンベラータの植え替え方法【確実に大きくしたいなら〇〇することが重要!!】
温度を上げる
フィカス・ウンベラータが生長するための適温は20℃〜35℃と言われています。温度が低いと生長が止まりますが、温度が高すぎても植物の生長は抑制されます。
夏はあまり温度を気にする必要はありませんが、秋〜春にかけてはお住まいの地域によっては温度がかなり下がります。
12℃もあれば枯れることはありませんが、生長させたいならもっと温度が欲しいところです。暖房をかけるなどして温度を上げることができればその分生長は早くなります。
窒素分が多い肥料を与える
フィカス・ウンベラータは伸ばすのは簡単ですが、幹を太らせるのは時間がかかります。細いまま伸びていくと重さに耐えれなくて折れたりするので、いかに太らせるかが重要になります。
フィカス・ウンベラータの幹を太くするには、元肥に有機質肥料、追肥に化成肥料を使用することが効果的です。ただし、肥料の過剰な使用は新芽の成長に悪影響を与えるため、適切な量の肥料を与えるようにします。
肥料には三要素があり、なかでも窒素が幹周りを太くする要素のひとつになります。
多すぎると問題があるため、少し多めに窒素分が含まれる肥料を与えましょう。
関連記事→【検証】観葉植物の肥料の使い方【種類や使い方など状況ごとのおすすめな肥料をご紹介します】
日光にしっかり当てる
フィカス・ウンベラータの幹を太らせるには肥料を与えるとともに、日光に当てることも非常に重要です。光合成をしっかりさせることで幹が太りやすくなります。
逆に光合成が少ない状態で肥料だけ与えると徒長します。徒長とはひょろひょろと間延びしたように延びていくことを言います。
できれば直射日光の方が光合成が多くなるので良いのですが、室内の暗さになれた葉を直射日光に当てると葉焼けする可能性が高いです。
元の葉が葉焼けしても、新しく出てくる葉は外の光量に慣れた肉厚な葉になります。
ただ、一旦見栄えが悪くなるので、「太らせることが最優先で見栄えは気にしない」という方は直射日光に当ても問題ありませんが、見た目も気にする方は反日陰くらいで少しずつ太陽に当てるくらいでも十分に効果がありますので、お好きな方法で一度お試しください。
関連記事→【必見】フィカス・ウンベラータの育て方【室内でも元気に育てるコツは〇〇に注意するだけ!!】
枝を落とす
フィカス・ウンベラータは生長するにつれ、枝のバランスが崩れ、下枝が多すぎてしまう場合があります。
枝が多いとエネルギーが分散して幹が太りづらくなるので、いらない枝を先に落としてしまうと生長を早くできます。ただし、枝を間引いて葉の数が減ると光合成が減るので、株全体の生長は抑制されます。生長に必要な枝、いらない枝を考えながら間引く必要があります。
枝が付いている位置によって、幹が太るのに貢献するかどうかが変わってきます。上にある枝は、その下にある幹全体を太らせる効果がありますが、下の枝は、その枝が出ている位置より上の幹を太らせる効果がありません。
つまり、下に付いている枝がエネルギーを奪ってどんどん太くなるとその枝より上の幹が太りにくくなります。それを防ぐために、大きくなりそうな下枝は切り落とすことも有効です。
関連記事→【必見】フィカス・ウンベラータの剪定方法【剪定時期や剪定位置、剪定がなぜ必要なのかを徹底解説!!】
まとめ:成長に合わせて適度にメンテナンスを!!
というわけで、【解決】フィカス・ウンベラータを大きくする方法【成長期の正しいメンテナンスを覚えよう!!】を書いてきました。
この記事で解説した『フィカス・ウンベラータを大きくする方法』を実践してもらうと、去年よりもフィカス・ウンベラータが大きくなってインテリアに映えるようになりますよ。
もう1度確認しましょう。
【フィカス・ウンベラータが大きくなるのに必要な時間は?】
1、観葉植物を大きくするためには、非常に年月がかかる
2、大きくなるには最低でも3年はかかる
【フィカス・ウンベラータの成長について】
1、新芽が出始めてから約1年で20cm以上も成長することがある
2、フィカス・ウンベラータの成長期は4~10月頃くらいまで
【フィカス・ウンベラータを大きくする方法】
1、根詰まりを防ぐため、2年に1回植え替えを行う
2、生長するための適温は20℃〜35℃を守る
3、窒素分の多い肥料を与える
4、定期的に剪定を行い、幹の成長を促す
フィカス・ウンベラータを大きくする方法を覚えて、ご自宅のフィカス・ウンベラータを大きくする事が出来れば、自然と他の観葉植物でも活用できるようになります。
「もうちょっと幹を太くしてカッコよくしたいな」って思った時は、このフィカス・ウンベラータを大きくする方法を実践すれば、ほかの観葉植物の幹も太く出来るケースが多いので、ぜひこの方法を覚えて今後の園芸にも活かして行きましょう。